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#697
2019年10月27日

世界野球プレミア12の見どころ

【司会】寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)萩野志保子(テレビ朝日アナウンサー)
【ゲスト】清水俊輔(テレビ朝日アナウンサー)
【ナレーター】田中萌(テレビ朝日アナウンサー)


11月5日から始まる、4年に一度の野球世界一決定戦、「世界野球プレミア12」侍ジャパンの戦い。
この秋から報道ステーションのスポーツキャスターに就任し、侍ジャパンの試合を長年実況してきた清水俊輔アナウンサーに、見どころを聞きました。



<内容>

●世界野球プレミア12とは?
世界野球プレミア12は、4年に1度行われる野球の世界大会。
世界ランキング・上位12の国と地域が参加し、世界一の座を争います。


●世界一への道のり
世界一を目指し、まず突破しなければならないのが、台湾で行われるオープニングラウンド。
メジャリーガーを数多く輩出する強豪国、ベネズエラ。
WBCで過去2回の準優勝を経験しているプエルトリコ。
台湾はホームゲームとなり、地元の応援が強い味方に。
日本代表は、オープニングラウンドから強敵と対戦しなければなりません。
グループリーグ上位2チームが進出するスーパーラウンドの開催地は日本。
スーパーラウンドに出場する6チームは、オープニングラウンドで対戦していないチームと4試合行い、上位2チームが11月17日、東京ドームで行われる決勝戦へ。



●日本代表“侍ジャパン”の戦力
稲葉篤紀監督が勝つために選んだ日本代表“侍ジャパン”。
清水アナウンサーの注目選手はジャイアンツの坂本選手。


●稲葉篤紀監督
侍ジャパンを束ねる稲葉監督のすごさは?
プロ野球現役時代に指導してもらった監督全員とリーグ優勝を経験していること。日本代表として、国際大会の経験が豊かなこと。
選手としても指導者としても「勝ち方」を知っている人物だと、清水アナウンサーは分析します。


●侍ジャパンのライバル
世界の強豪がナンバー1を目指し戦う世界野球プレミア12。
清水アナウンサーが最大のライバルに挙げたのは、第1回大会で日本に勝利した、永遠のライバル・韓国。


●清水アナウンサーの記憶に残る実況シーン。
2013年、プロ野球日本シリーズ「楽天対巨人」の第7戦。
楽天が日本一に王手をかけた9回表、田中将大投手の登板シーンだそうです。
前日160球を投げた田中投手のまさかの登板。
登場曲「あとひとつ」を大観衆が合唱する中、清水アナウンサーが行ったのは、実況としてはタブーと言われる「黙る」でした。


●記憶に残る解説者・ゲスト
元ヤクルトの古田敦也さん。
データの少ない国際試合では、その場で情報収集、判断が重要。
古田さんが「次に何が起こるか」を言い当ててしまうことにいつも驚くそうです。
侍ジャパン公認サポートキャプテンの中居正広さんの野球に対する熱い思い。
実況席での裏話も明かしてくれました。


●プレミア12の実況
これまで3度、国際試合の決勝戦の実況を担当した清水アナウンサーですが、その3大会はいずれも、侍ジャパンは決勝に進むことができませんでした。
清水アナウンサーの悲願は、決勝の舞台で躍動する侍ジャパンの試合を実況すること、そして世界一の瞬間を実況することだそうです。