東日本大震災から8年目を迎えた3月11日。
被災した岩手・宮城・福島のテレビ朝日系列3局が共同制作した報道番組が放送されました。
この番組が始まった経緯とは？
復興の夢は叶ったのか。今、どんな課題に直面しているのか。
被災地の現在をリポートした番組をご紹介します。


＜内容＞
震災から5年までは、テレビ朝日と共同で震災報道を毎年3月11日に放送してきた被災地のテレビ局。
しかし、震災報道の縮小を懸念した被災地のテレビ局3社は、2017年に3局共同で報道特別番組を立ち上げました。
内容のポイントは「被災地の現在」を伝えること。
被災地は今どういう課題に直面しているのか？地元局ならではの視点でリポートしました。

【岩手朝日テレビ（岩手県）：にぎわい再生へ…三陸鉄道リアス線開業】
今年3月23日、被災したＪＲ山田線が三陸鉄道に移管され、久慈～盛間163キロが三陸鉄道リアス線として開通。住民たちにとって欠かせない鉄道だが、三陸鉄道は大きな赤字を抱えている。鉄道を活かしていくにはどうしたら良いのか？

【東日本放送（宮城県）なりわい復活へ…港町・名取市閖上】
宮城県の港町、名取市閖上に新たな商業施設「かわまちてらす閖上」が開業。しかし、復興の遅れで地域の住民は3分の1まで減少しているという。不安な中、再起への一歩を踏み出す閖上の「今」とは？

【福島放送（福島県）ふるさと再生へ…原発の町・大熊町】
福島第一原発事故が起きた後から、全町避難が続く大熊町。今年4月10日、一部地域で避難指示が解除される。福帰還を希望する住民を通して、復興途上にあるふるさとの再生を見つめる。