バックナンバー

#666
2019年3月10日

テレビ朝日メディアフォーラム2019「災害報道を考える」(後編)

司会:寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)萩野志保子(テレビ朝日アナウンサー)
出演:
【コーディネーター】池上彰(ジャーナリスト)
【パネリスト】河野暁之(北海道テレビ放送 報道局副部長)、隅田繁(テレビ朝日 報道局 ニュースセンター長補佐)、山本孝二(テレビ朝日防災アドバイザー・元気象庁長官)、小松靖(テレビ朝日アナウンサー)
【進行】下平さやか(テレビ朝日アナウンサー)
ナレーター:田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
池上彰さんをコーディネーターに迎え、2月5日に開催された、「テレビ朝日メディアフォーラム」の後半をお伝えします。
2018年9月、最大震度7の地震につづき、全道停電という非常事態にみまわれた北海道胆振東部地震を中心に、今後の災害報道のあり方を考えました。

<内容>

【取材の難しさ】
発災から数日後、被害の大きかった北海道厚真町では、避難所での取材が禁止になりました。不自由な生活を送ることを強いられている被災者に対し、テレビ報道はどのような取材を行えばいいのか?取材方法について様々な意見の交換が行われました。

【分担・共同取材の可能性】
災害が発生すると、被災地に押し寄せるメディア。被災者の生活を妨げないように、報道各社で分担・共同取材はできないのか?その可能性について話し合われました。

【マスコミ取材の集中】
災害報道をテレビが行う際、被害の大きな場所ばかりに取材が集中する傾向があるのではないか?という意見に対し、現場で取材を行うパネリストから率直な意見や考え方が明かされました。

【これからの災害報道】
話し合うことで新たな課題が浮かび上がるメディアフォーラム。これからの災害報道はどうあるべきか?防災・減災のためにテレビ局がどう取り組んでいくべきかを考えました。