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#658
2019年1月13日

気象予報士・喜田勝さん「気象予報と災害と人命」

司会:寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)萩野志保子(テレビ朝日アナウンサー)
ゲスト:喜田勝(気象予報士)
ナレーター:田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
報道ステーションで気象情報を担当する喜田勝さん。


<プロフィール>
1965年生まれ 兵庫県出身、大学卒業後、電機メーカーに就職
1996年 ウェザーニューズ社入社、気象予報士取得
1998年 「お天気チャンネル」「ウェザーニュース」出演


【電機メーカーのサラリーマンから気象予報士になったわけ】
幼少期から天気図を書くのが好きで、天気にかかわる仕事につきたいと思っていた。気象予報士の資格を取る前にウェザーニューズ社に入社。

【23年の経験の中で2018年はどんな年だった?】
豪雪、台風、豪雨、など災害の多い年だった。
その中でも「西日本豪雨」が深く印象に残っている。

【西日本豪雨について】
初めて見る気象データだった。水蒸気と熱量、エネルギーがすごいことが分かった。今まで経験したことのない状況だと感じた。
番組でどう伝えればよいのか葛藤があった。

【気象予報士の役割とは】
自然災害が増加している中で「生命を救う」ために、単に予報するだけでなく、命を守る行動を促す役割も担っていかなければならない。
「伝える」ことより「伝わる」ことが大切。
自分の発信を様々な状況に置かれている人がどう受け止めるのか?
情報は届くのか?に注力している。

【2019年の予報】
今年はエルニーニョ現象の影響で、台風の数は少ないと予測されるが、発達しやすく、寿命の長さに気を付けなければならない。それだけ強い勢力になる可能性がある。

【喜田さんにとって気象予報とは?】
幼少期から天気予報に興味があり、天気図を書いていた喜田さんにとって気象予報とは?