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#654
2018年12月9日
第24回 PROGRESS賞
司会:寺崎貴司(テレビ朝日アナウンサー)萩野志保子(テレビ朝日アナウンサー)
ナレーター:田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
ナレーター:田中萌(テレビ朝日アナウンサー)
今回受賞した4作品の中から最優秀賞と奨励賞をお届けします。
放送番組のより一層の“質的向上・系列各局の制作力の向上”に資するものとして制定。
「PROGRESS(プログレス)」とは、進歩・向上・成長を意味し、制作者たちの日頃の努力を応援するものです。
系列全社が参加、ジャンルは問わず、自社制作の前年度(毎年4月1日から翌年3月末日 まで)に放送された番組の中から、1作品をエントリー。
各社番組審議会委員(選考委員)による選考作業(ブロック別および全国選考の2段階)を経て、各賞を決定します。
制作:長崎文化放送
「償いは誰が為に ~無期懲役・受刑者Lの告白~」
(放送日時 2017年12月29日 放送分数 52分)


(番組内容)
2001年、長崎・諫早市で当時小1の長女(7)を下校途中に誘拐殺害された父親(62)は心身を破壊され離婚、生活保護を受け暮らす。亡娘の月命日には無期懲役刑で服役する犯人に遺恨の電報を打つ。犯罪被害者支援制度は斯様な長期の苦境に対応できていない。2016年制作「救いなき喪失~諫早女児誘拐殺害事件・遺族の15年」続編。犯人の吉岡達夫受刑者(40)と1年以上に亘り往復書簡を交わし、殺害の真の理由や償いの心境に迫る。同室の元受刑者や収容された大分刑務所の矯正処遇も取材。殺人罪等で刑期10年以上の受刑者「L」たちに問う。償いは誰が為に…。
(制作者より)
償いを求めて16年の歳月が過ぎました。被害者遺族の時間は止まったまま、人生は破壊され、社会復帰もできないままです。どんなに償いを求めても加害者は塀の中。年間約2000億円の税金が全国約5万人の受刑者の収容と矯正に使われていますが、斯様な被害者遺族への長期支援はほぼ皆無です。元受刑者が初めて明かした知られざる償いの現場の実態。果たして日本の刑務所の矯正処遇は効果をあげているのでしょうか?刑務所の闇に消えた償いを追跡しました。また無期懲役囚との1年以上にわたる手紙にはこれまで明かされなかった事件の真相が綴られていました。
(※番組HPより引用)
【最優秀賞】
制作:朝日放送テレビ
「生き直したい 服役11回・更生の支え」
(放送日時 2017年11月26日 放送分数 54分)


(番組内容)
2016年6月、JR下関駅を全焼させた福田九右衛門さんが出所した。迎えたのは北九州で生活困窮者支援をしている奥田知志、伴子夫妻である。福田さんは、これまで放火を繰り返し、11回逮捕されている。常に孤独で、刑務所に戻りたいと犯罪を繰り返していた。奥田夫妻は、この連鎖を切ろうと支援に乗り出したのだ。福田さんは、奥田夫妻や支援者に囲まれ、人生をやり直した。どんどん変化を見せる福田さん。「また火をつけますか?」という質問には、「もうしない。友だちがいるし」と返答。福田さんは今、しっかりと前を向いて歩きだしている。
(制作者より)
事件直後から、ディレクターは福田容疑者・支援を表明した奥田氏と接触。出所後の“生き直し”を取材することを約束。10年の服役を経て取材。
大切なのは加害の背景に迫ったこと。要因を探りそれを解決することが社会の安定に繋がるからです。明らかになったのは“人の支え”の重要さ。イギリスでは孤独担当大臣を設置するほど孤独が社会問題化しています。この番組は日本社会を変えるヒントを提示していると考えています。
(※番組HPより引用)
PROGRESS賞(プログレス)とは…
1995年にテレビ朝日系列24社の番組審議会委員が推奨する最高の賞。放送番組のより一層の“質的向上・系列各局の制作力の向上”に資するものとして制定。
「PROGRESS(プログレス)」とは、進歩・向上・成長を意味し、制作者たちの日頃の努力を応援するものです。
系列全社が参加、ジャンルは問わず、自社制作の前年度(毎年4月1日から翌年3月末日 まで)に放送された番組の中から、1作品をエントリー。
各社番組審議会委員(選考委員)による選考作業(ブロック別および全国選考の2段階)を経て、各賞を決定します。
今週の2作品(ダイジェスト版)
【奨励賞】制作:長崎文化放送
「償いは誰が為に ~無期懲役・受刑者Lの告白~」
(放送日時 2017年12月29日 放送分数 52分)


(番組内容)
2001年、長崎・諫早市で当時小1の長女(7)を下校途中に誘拐殺害された父親(62)は心身を破壊され離婚、生活保護を受け暮らす。亡娘の月命日には無期懲役刑で服役する犯人に遺恨の電報を打つ。犯罪被害者支援制度は斯様な長期の苦境に対応できていない。2016年制作「救いなき喪失~諫早女児誘拐殺害事件・遺族の15年」続編。犯人の吉岡達夫受刑者(40)と1年以上に亘り往復書簡を交わし、殺害の真の理由や償いの心境に迫る。同室の元受刑者や収容された大分刑務所の矯正処遇も取材。殺人罪等で刑期10年以上の受刑者「L」たちに問う。償いは誰が為に…。
(制作者より)
償いを求めて16年の歳月が過ぎました。被害者遺族の時間は止まったまま、人生は破壊され、社会復帰もできないままです。どんなに償いを求めても加害者は塀の中。年間約2000億円の税金が全国約5万人の受刑者の収容と矯正に使われていますが、斯様な被害者遺族への長期支援はほぼ皆無です。元受刑者が初めて明かした知られざる償いの現場の実態。果たして日本の刑務所の矯正処遇は効果をあげているのでしょうか?刑務所の闇に消えた償いを追跡しました。また無期懲役囚との1年以上にわたる手紙にはこれまで明かされなかった事件の真相が綴られていました。
(※番組HPより引用)
【最優秀賞】
制作:朝日放送テレビ
「生き直したい 服役11回・更生の支え」
(放送日時 2017年11月26日 放送分数 54分)


(番組内容)
2016年6月、JR下関駅を全焼させた福田九右衛門さんが出所した。迎えたのは北九州で生活困窮者支援をしている奥田知志、伴子夫妻である。福田さんは、これまで放火を繰り返し、11回逮捕されている。常に孤独で、刑務所に戻りたいと犯罪を繰り返していた。奥田夫妻は、この連鎖を切ろうと支援に乗り出したのだ。福田さんは、奥田夫妻や支援者に囲まれ、人生をやり直した。どんどん変化を見せる福田さん。「また火をつけますか?」という質問には、「もうしない。友だちがいるし」と返答。福田さんは今、しっかりと前を向いて歩きだしている。
(制作者より)
事件直後から、ディレクターは福田容疑者・支援を表明した奥田氏と接触。出所後の“生き直し”を取材することを約束。10年の服役を経て取材。
大切なのは加害の背景に迫ったこと。要因を探りそれを解決することが社会の安定に繋がるからです。明らかになったのは“人の支え”の重要さ。イギリスでは孤独担当大臣を設置するほど孤独が社会問題化しています。この番組は日本社会を変えるヒントを提示していると考えています。
(※番組HPより引用)


