今回は、俳優の前川泰之と女優の井本彩花、そして、焼き魚の匠・小林雄二シェフが神奈川県横須賀市を訪ねる！

今週のおいしい舞台は、神奈川県横須賀市。新安浦港では、旬を迎えた江戸前の魚がたくさんあがっているが、今回のお目当ては、産卵を前に脂が乗っている極上の太刀魚！夜明け前、前川は太刀魚専門の漁師・稲葉太子さんと漁をともにするが、太刀魚は毎日移動を繰り返す神出鬼没な魚で、少しでも狙ったポイントを外すと1匹も釣れないこともあるそうで…。
稲葉さんの仕掛けは、一本の長い縄からたくさんの釣り針を垂らす《延縄漁》と呼ばれるもの。特大（とくだい）とも呼ばれる1.5kg以上の大物を狙うが、はたして、本日の釣果は――!?
また、太刀魚は触っただけで黒く変色し、その値打ちが下がってしまうそう。いったい、なぜ変色するのか？また、太刀魚特有の輝く銀色の理由とは…？生物の進化の過程にまで迫る解説も一興だ。

午前8時。港に戻ると前川と稲葉さんを待ち受けていたのは井本と小林シェフ。クーラーボックスの中身を確認すると「めっちゃきれい」（小林）、「おっきい！」（井本）と驚がく！小林シェフは「こういう魚が欲しかったんですよね、焼くんだったら」と太鼓判を押したのだった。
すると、稲葉さんが母親から受け継いだという料理を披露。それが太刀魚の煮つけで…。前川が「うん！超うまいっすね」と箸が止まらなくなった逸品のレシピもお見逃しなく!!

今では凄腕の太刀魚漁師として名を馳せる稲葉さんだが「コツを掴むまで何度も失敗した」という。そんな、太刀魚に漁師人生を賭ける稲葉さんのために、新宿・荒木町の和食の匠である小林シェフが披露するのが《炭火焼スペシャル》！みごとな包丁さばきで太刀魚をおろしていく姿を、稲葉さんも「さすがプロ！」と見つめるが、まず調理したのは心憎いアイデアが光る《太刀魚のたたき》。これには、稲葉さんも「こんなうまいもんとってたんですね、僕。爆発的にうまいです」と賛辞を。さらには、本格的に太刀魚を焼く前に、牛ヒレ肉と夏野菜を炭火焼に！簡単にマネできる上手な炭火焼の方法から、絶品の《和風のバーベキューソース》の作り方まで、丁寧に解説する。
そして、いよいよメインディッシュである《太刀魚の塩焼き》を披露！焼き魚の匠ならではの、細やかなテクニックも見逃せない!!

井本は「すごい、ほんと濃厚ですね」と絶賛！前川も「口に入れた瞬間、うまい！」と満足気な表情に。
稲葉さんも「太刀魚漁師になってよかった」としみじみと語ったほどの、《太刀魚の塩焼き》の出来栄えは――？