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2022-07-09「カツオ&生節」

『三重 鮮度抜群!朝どれカツオ&生節』

  • 【ロケ地】三重県紀北町
  • 【出演者】田中佑樹(『伊勢 すえよし』主人)
         渡辺 徹(俳優)

今回は、俳優の渡辺徹、東京・西麻布の和食の匠である田中佑樹シェフが三重県紀北町を訪ねる!
今週のおいしい舞台は、《海のねぶた》とも呼ばれるお祭り「きほく燈籠祭」で有名な三重県紀北町。ここで現在、最盛期を迎えているのがカツオの一本釣り。鮮度抜群の《朝どれカツオ》を狙い、訪れたのは食いしん坊で有名な渡辺と三重県がふるさとの田中シェフだ。
田中シェフいわく、今年のカツオは「たくさん揚がっている。しかも、脂がのっていて、絶対に食べてほしい」とのこと。この言葉に渡辺も「最高じゃないですか!」と目じりを下げるのだった。
夏の到来を告げる、初ガツオ。最初に向かったのは、昭和7年から営業している三重県を代表する特産品《カツオの生節》を提供するお店。3代目の店主・上野正典さんに話を聞くと、《カツオの生節》はカツオ節と製法はほぼ同じながら、だしに用いるのではなく、あくまでもおかずとして食すのだそう。鮮度のいいものを使って生節が作れる今が一番おいしいとのことで、さっそく渡辺と田中シェフが実食すると…。「これはごはんが欲しくなる!」(渡辺)と、そのあふれる《うま味》を実感。また、変わり種メニューとして、ツナサンドならぬ生節サンドも!これには田中シェフも「こういった発想からも料理の幅が広がると思った」と絶賛。この日、シェフがおもてなししてくれるという、《朝どれカツオ》を使った豪華な海鮮丼への思いを巡らせるのだった。

そしてこの日は、漁師の野呂和広さんの船に密着も敢行。熊野灘のカツオ漁は、3メートル以上の大竿を使う一本釣りで、エサはカツオの大好物であるカタクチイワシ。午前4時半、いよいよ漁がスタートするが、釣る者はもちろん、エサを投げ入れる者にも熟練の技が光って…。カツオが腹を空かしている早朝が一本釣りの勝負時ということで、ひたすら竿を振り続ける。結果、この日の釣果はおよそ1トン!野呂さんも満足気な表情となるのだった。
この《朝どれカツオ》の一部が、上野さんの工場で生節に加工されることに。3枚におろして、骨を抜いてゆで、その後、火力が安定する《ウバメガシ》で燻製に。渡辺は一連の作業を見学し、「新鮮なカツオをさばいて、こうやって燻しているんだから、考えてみたらぜいたくな食べ物」と、改めて感嘆するのだった。

やがて、いよいよ、田中シェフが腕を振るう番に!四季折々の食材を華麗に変身させる和食の技と、斬新なアイデアが魅力の田中シェフが今回披露してくれるのが、《朝どれカツオ》と生節を使った海鮮丼。ポイントはカツオを、すりおろした玉ねぎ・たまりじょうゆ・みりん・酒と合わせて煮詰めたタレに漬け込んでから豪快にあぶり、たたきにするところ。そして生節は、なんと天ぷらに!!これは生産者の上野さんも「初めて」とビックリ!田中シェフは先ほど食した生節サンドから着想を得たそうで…。はたして、そのお味は――?

タレに漬けた《朝どれカツオ》をたたきにし、名物の生節を天ぷらにするという田中シェフのアイデアが詰まった海鮮丼。地元で捕れたサザエ、アワビ、ガスエビも添えられた、ごはんが見えないほどの豪華さ!!上野さんは食べる前から「うまそう、見ただけでわかる」と絶賛!また、食べ進めるとご飯にも心憎い匠の技があって…!?

生産者が「食べてて、止まらなくなっちゃった」と大納得!渡辺も「何度もうまさに出会った一日」と楽し気に語った逸品の出来栄えは?

  • 上野正典さん、東京子さん(生節づくり)

    上野正典さん、東京子さん(生節づくり)

  • 野呂和広さん(漁師)

    野呂和広さん(漁師)

  • 上保商店
住所:〒519-3205 三重県北牟婁郡紀北町長島1189-86
TEL:0597-47-0101
FAX:0597-47-0950

    上保商店
    住所:〒519-3205 三重県北牟婁郡紀北町長島1189-86
    TEL:0597-47-0101
    FAX:0597-47-0950

  • 「生節サンドウィッチ」

    「生節サンドウィッチ」

  • 「海鮮丼」

    「海鮮丼」