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2021-10-09「レモン」

『千葉県の住宅地で栽培 新松戸レモン』

  • 【ロケ地】千葉県松戸市
  • 【出演者】成田一世(『Scene KAZUTOSHI NARITA』シェフ)
         的場浩司(俳優)
         秋元真夏(乃木坂46)

人口およそ50万人、東京のベッドタウン・千葉県の松戸市。スイーツの匠・成田一世シェフとこの地を訪れたのは、「昔パティシエに憧れていたぐらい大好きで、よくメンバーに作ったりもします」と語る乃木坂46のキャプテン・秋元真夏と“スイーツ番長”こと・俳優の的場浩司。実は千葉県がレモンの産地ということで、今回は日本が誇る世界のパティシエが炎の技を駆使して、レモンを使った驚きのスペシャルタルトを披露する!

駅から10分の住宅地。ここに、成田シェフたちが目指す畑がある。周りを住宅街に囲まれた畑に生っているのは確かにレモン!畑の中から顔を出したのが、松戸でレモン栽培に成功した鵜殿敏弘さんと、息子の崇史さんだ。2人が育てているのが「新松戸レモン」。地元の洋菓子店ではそのおいしさをいかして人気商品のレモンケーキが生まれ、さらにある食堂では焼き魚やお刺身に、このレモンが欠かせないという。

斜面に作られた階段状の畑を抜けると、目の前も住宅街。こんな場所で、レモンは栽培されている。レモンと言えば黄色を想像しがち。しかし日本で生産すると黄色くなるのは11月後半くらいから。新松戸レモンは青い状態のおいしさも魅力で、9月から出荷を開始する。秋元がレモンの収穫に初挑戦すると、フレッシュな匂いに「俺の知っているレモンの香りじゃない!」と的場は衝撃を受け、成田シェフも「流通しているものとは匂いの感じ方が全く違う」と驚きの声を上げる。さらに味わうと、3人とも酸味と甘味のバランスが良いと語る。新松戸レモンは主に「マイヤーレモン」と呼ばれる品種。レモンとオレンジの自然交配で生まれたとされ、酸度が低くて糖度とのバランスがよく、酸っぱさに加え、甘さも感じられるとか。皮の部分が薄いのも特徴で、丸ごとおいしく味わえるのだ。

鵜殿さんがレモン栽培を始めたのは約30年前のこと。かつては葉物野菜などを生産していたが、当時進んでいた都市計画により田んぼや畑の広がっていた松戸市の農地は減少。鵜殿さんが野菜作りに限界を感じる中、弟さんがやっていた花屋で売れ残ったレモンを植えてみると、良く育つため生産量を増加。ついに10年ほど前から本格的にレモンの栽培をスタートさせた。レモンは寒さや風に弱いので鵜殿さんはさまざまな工夫やアイデアを駆使し、今では年間10tものレモンを生産するまでに。元営業マンの息子・崇史さんもレモンに可能性を感じ、意欲的に販路を広げている。

レモン作りに励む鵜殿さん親子のため、成田シェフが驚きの一品を作り上げる!2種類のレモンクリームを使って作るのはレモンタルト!!完成かと思いきや、最後の最後にスペシャルな演出を施し、レモンの良い香りを一層引き立たせる。的場は「食べる場所によって味も食感も違う」と絶賛し、それをいくつもの種類でなく、新松戸レモンだけで作っていることがすごいとも。芸能界屈指のスイーツ通として知られる的場の言葉通り、成田シェフと鵜殿さんのレモンのコラボは見事、大成功!!

  • 鵜殿敏弘さん
鵜殿崇史さん

    鵜殿敏弘さん
    鵜殿崇史さん

  • 「新松戸レモンのスペシャルタルト」

    「新松戸レモンのスペシャルタルト」