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2019-08-31「群馬県 嬬恋高原キャベツ」

『群馬県嬬恋村・絶景のキャベツ畑でお好み焼き』

  • 【ロケ地】群馬県吾妻郡嬬恋村
  • 【出演者】戸田亘(『お好み焼 さんて寛』オーナーシェフ)
         渡辺徹(俳優)

今回注目する食材は、嬬恋高原で栽培されているキャベツ。そのおいしさの秘密を求めて、お好み焼き一筋23年の匠・戸田亘さんと渡辺徹が現地へ向かう。午前3時。真っ暗な高原に、電灯の明かりを頼りにしてキャベツの収穫に勤しむ人たちの姿がある。その中から2人を出迎えてくれたのは、キャベツの匠・萩原保広さん。

キャベツは90%以上が水分で、成長にはたくさんの水が必要。標高約1000mの嬬恋高原は、夏でも夜は冷え込み、大量に発生する朝露がキャベツをみずみずしくしてくれる。
さっそく取れたてのキャベツをごちそうになる2人。外側の葉のシャキシャキした食感を堪能してから、芯に近い部分をいただき、その甘さに驚きを見せる。キャベツは、糖分を芯に蓄える性質があるため、外側よりもぐんと甘くなるのだという。
太陽が出ると瑞々しさを失うキャベツの収穫は、時間との勝負。家族総出とはいえ、午前10時までに8000個ものキャベツを収穫しなければならない。寸暇を惜しみ、朝食も畑で済ませた萩原さん一家は、この日10時前に目標を達成した。その後、厳しい品質検査をパスしたものだけが生で出荷できるのだが、丁寧な仕事の甲斐あって、萩原さんのキャベツは無事に選別を通過。嬬恋村でキャベツ栽培が始まったのは明治の終わり頃。その後、洋食文化の普及に伴いキャベツ需要も高まり、嬬恋村は首都圏への一大産地として急成長。急激な生産拡大により、思うように育たず、赤字だった年もあるという。その激動の時期を、夫婦二人三脚で乗り越えたのが、保広さんのご両親、栄吉さんとてるよさん。そして現在、バトンは保広さん夫妻へしっかりと受け継がれ、嬬恋キャベツの味は守られている。

そんな萩原さんご家族のために、今度は匠が腕をふるう!まずは海鮮。魚介の味わいを生かすためにソースではなく、醤油バターでいただく。2品目は豚肉とトウモロコシとチーズ。3品目は戸田さんのお店でも評判の牛スジ。こだわりの技で、外はカリっと中はふんわりしたお好み焼きを仕上げる匠。さらにオリジナルの一品・生姜焼きのお好み焼きも披露!果たしてその味わいとは…!?

  • 萩原保広さん

    萩原保広さん

  • 「海鮮お好み焼き(醤油バター)」

    「海鮮お好み焼き(醤油バター)」

  • 「豚肉とトウモロコシとチーズのお好み焼き」

    「豚肉とトウモロコシとチーズのお好み焼き」

  • 「牛スジのお好み焼き」

    「牛スジのお好み焼き」

  • 「生姜焼きのお好み焼き」

    「生姜焼きのお好み焼き」