過去の放送

2019-06-22「鳥取県 らっきょう」

『砂丘らっきょうビーフカレー』

  • 【ロケ地】鳥取県福部町
  • 【出演者】出演:大宮勝雄(『レストラン大宮』オーナーシェフ)
            迫田孝也(俳優)

今回、注目する食材は鳥取砂丘で栽培される、らっきょう。そのおいしさの秘密を求めて、洋食の名店『レストラン大宮』オーナーシェフ・大宮勝雄さんと迫田孝也が、収穫期まっただ中の鳥取県福部町へ向かう。
2人を迎えてくれたのは、砂丘らっきょうの匠・香川佐江子さんと、夫の恵さん。砂丘に隣接する畑は全部で16か所、合計約9000坪もの広さがあり、元はすべて砂丘だった場所。
2人も収穫のお手伝いをして、採れたてのらっきょうを生でいただく。迫田は、その味に感激し、砂の中で栽培されたことに驚く。大宮シェフも玉ねぎのシャキシャキ感とニンニクに近い辛味と香りが独特だと評する。

番組では、らっきょうの初出荷を祝う“出発式”の模様にも密着。地元の農家のみなさんはもちろん、中学生や園児たちも駆けつける恒例のイベントとなっている。
江戸時代からの歴史を持つ、鳥取のらっきょう栽培。100年ほど前、砂地でも育つことが分かって以来、砂丘での栽培が始まった。今でこそ名産品となっているらっきょうだが、佐江子さんが嫁いできた48年前には、栽培しても赤字だった作物。まったく経験のなかった佐江子さんは、畑仕事を一から学び、作業の効率化や新しい料理法の開発などにも取り組み、らっきょうの普及に努めてきた。その結果、らっきょうは福部町を代表する特産物になったという。

そんな佐江子さんをはじめ、地元のらっきょうを愛する人たちのために、シェフが腕を振るう…!
大宮シェフ即興のらっきょう卵サンドの次は、メインのビーフカレー。なんと大宮シェフは、らっきょうを付け合わせではなく、玉ネギの代わりに使う…!玉ネギの甘味とニンニクの風味をあわせ持つらっきょうを炒めること1時間。つやのあるあめ色になったらっきょうと、地元産の和牛などが贅沢に鍋で煮込まれる。らっきょうの新たな可能性を開く、シェフ特製のらっきょうビーフカレー。果たしてその味とは…?

さらにおなじみ生物学者の福岡博士による解説もお届け。なぜ水も栄養もない砂丘でらっきょうが育つのか?らっきょうのおいしさの秘密はどこにあるのか?福岡博士がひも解いていく…!

  • らっきょうの匠 香川佐江子さん 夫の恵さん

    らっきょうの匠 香川佐江子さん 夫の恵さん

  • 大宮勝雄シェフ
「らっきょう卵サンド」

    大宮勝雄シェフ
    「らっきょう卵サンド」

  • 大宮勝雄シェフ
「砂丘らっきょうビーフカレー」

    大宮勝雄シェフ
    「砂丘らっきょうビーフカレー」

  • 大宮勝雄シェフ
「砂丘らっきょう子供用カレー」

    大宮勝雄シェフ
    「砂丘らっきょう子供用カレー」