過去の放送

2019-03-09「神奈川県 ハマグリ」

『神奈川・湘南で育つ肉厚ハマグリ』

  • 【出演者】日髙良実(『アクアパッツァ』オーナーシェフ)
         真琴つばさ(歌手・女優)

今回、注目する食材は、神奈川・湘南海岸沖でとれる“湘南はまぐり”。そのおいしさの秘密を求めて、イタリアンの人気シェフ・日髙良実(ひだか・よしみ)さんと真琴つばさが現地へ。日髙さんが、ハマグリのうま味を閉じ込める、驚きの技を披露する…!

2人が訪ねたのは、漁師歴50年以上の大ベテラン、葉山一郎(はやま・いちろう)さんと息子の博史(ひろふみ)さん。番組では、博史さんの今年初めての漁に密着! 昨年から、一郎さんは博史さんにほぼ漁を任せているという。
葉山さん親子が行っているのは、“貝桁ひき網漁”。長い歯のついた漁具で海底を掘り起こしながら、水深3~5メートル付近の砂の中にいるハマグリを網で取り込んでいくという。はたして、今年最初の網揚げの成果は…!? 
そして、博史さんがとってきた湘南はまぐりを見た2人はビックリ! 湘南はまぐりは、ひとつあたり平均300グラムと大きくて肉厚なのが特徴。その大きさには、日頃からハマグリを使い慣れているイタリアンの日髙シェフも驚くほどなのだ。
その後、2人は海岸のすぐそばにある、藤沢市漁業協同組合へ。ここでは水揚げした湘南はまぐりを直売しており、特別に焼きハマグリとお吸い物をごちそうになった2人はそのおいしさにも深く感激する。

実は、湘南はまぐりは急速に進む工業や観光地化の影響により、かつて絶滅の危機にあったという。衰退する漁業を何とかしたいという思いから、2001年より葉山さん親子を中心に地元の漁師は千葉県から稚貝を買い付け、放流を開始。およそ8年前からようやくハマグリが湘南の海に戻ってきたという。
苦労の末に湘南はまぐりを復活させた葉山さん親子をそばで支えてきたのが、一郎さんの妻・久子(ひさこ)さん。漁業の収入が安定しない頃からずっと生活の支えになればと、地元の魚介類を釜揚げや干物にして販売する店を切り盛りしてきたと話す。

そんな一家のため、日髙シェフが腕を振るうことに…! 大きくて肉厚な湘南はまぐりのうま味を閉じ込める、シェフならではの驚きの技とは…!? 湘南はまぐりと地元の海の幸が、極上のイタリアンに生まれ変わっていく…!

  • 葉山一郎さん 博史さん

    葉山一郎さん 博史さん

  • 湘南干物と湘南はまぐりのアクアパッツァ風

    湘南干物と湘南はまぐりのアクアパッツァ風

  • 湘南はまぐりと湘南しらすの焼きリゾット

    湘南はまぐりと湘南しらすの焼きリゾット