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2021年10月9日(土)

「へしこ」

福井県小浜市は若狭湾に面し、新鮮な魚介類が獲れる海辺の町。特にサバがよく獲れたため、京都まで運ばれる道は“鯖街道”とも呼ばれるようになりました。そんなサバを一年中食べられるようにと糠漬けにして熟成させたのが「へしこ」です。

昭和23年からお店を構える「若狭小浜 丸海」は、若狭湾で獲れる水産物を中心に扱っています。へしこは脂ののったサバを天然塩で押し、米糠をまいて樽に詰め一年かけて熟成させます。塩と糠だけで作る昔ながらの“鯖へしこ”は地元でも人気。塩辛さが白米とよく合うため、焼いて食べるのはもちろん、、へしこの刺身をお茶漬けにするのが通に人気だそうです。