タイ映画　『おばあちゃんと僕の約束』（原題：Lahn Mah）（英語タイトル：How to Make Millions before Grandma Dies）
2025年6月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開

祖母と孫を中心とした三世代が織りなす家族の物語。タイの“家族”も、近年は形が変わってきており、世代間の価値観の違いなどを背景に「大家族」から少しずつ「核家族」化が進んでいるという。どの国でもある「老後の孤独」「子供たちとの関係」など普遍的な家族にまつわるテーマを描く本作は、鑑賞後に号泣する人が多く、その様子がSNSで拡散され社会現象に。

★第97回アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト選出（タイ映画史上初）
★インドネシア：アジア映画として歴代1位記録
★マレーシア：公開５日間の市場最奥の興行輸入
★シンガポール：史上最高のオープニング興行収入
★ベトナム、フィリピン、オーストラリア、ニュージーランド：
タイ映画史上最高の興行収入
★中国：週間興行収入ランキング3位

―――など世界中で約120億円の興行収入を達成し、タイ国内外で大ヒットを記録

主人公のエムを演じたのは、俳優・ミュージシャンのビルキンことプッティポン・アッサラッタナクン。ドラマ「I Told Sunset about You～僕の愛を君の心で訳して～」で盟友・ピーピー（クリット・アンムアイデーチャコーン）と魅せた繊細で色気のある演技ともまた異なり、より自然な演技で彼の新たな面を出している。おばあちゃん役のウサー・セームカムは78歳にして俳優デビュー。映画「バッド・ジーニアス　危険な天才たち」で校長役を務めたサリンラット・トーマスがエムの母親を演じる。さらに、ドラマ「花より男子」のタイ版「F4Thailand/BOYS OVER FLOWERS」でゴヤー役を演じたTuことトンタワン・タンティウェーチャクンが、エムに大きな影響を与える従妹・ムイ役で出演。

タイドラマ「High School Frenemy (2024)」「Who Are You (2020)」「Happy Birthday(2018)」、映画「2gether: The Movie （2021）」など、タイドラマファンなら1度は見たことのあるヒット作を多く担当するジャイテープ氏は「“いかにナチュラルでリアルか”にこだわり、それをどう表現するかを監督やチームとよく話し合い、時間をかけてみんなで形にした」と語る。

バンコク市内の情緒溢れる美しい舞台と、印象的な音楽、そして自然体な演技が調和し、リアリティ溢れる家族の物語となっている。また、新人俳優だったウサーを優しい笑顔で支え続けたビルキンの社交性もまた、俳優たちの豊かな演技に繋がっている。

人が暮らす「家」にはそれぞれの物語がある。本作では家族が違う「家」に住み、違う場所から家族のことを想い合う姿も描かれている。賃貸アパートから店舗付き住宅まで、さまざまなタイの家が出てくることで、ストーリーがより豊かに語られており、各々の「生き方」が表現されている。監督がこだわったポイントの１つでもある。

おばあちゃんと交わした、愛に満ちた“約束”とは――――
大学を中退してゲーム実況者を目指す青年エム。従妹のムイが、祖父を介護したことで豪邸を相続したと聞き、自分も楽をして暮らしたいと画策。エムには一人暮らしの祖母・メンジュがおり、ステージ４のガンに侵されているいることが判明。不謹慎にもエムはメンジュに近づき、彼女から信頼され相続を得ようとする。しかし、メンジュの慎ましくも懸命に生きる姿に触れる中で彼の考えは変わっていく。

【作品概要】
タイトル：『おばあちゃんと僕の約束』（原題：Lahn Mah）
（英語タイトル：How to Make Millions before Grandma Dies）

監督・脚本：パット・ブーンニティパット（TV版「バッド・ジーニアス」）　
脚本：トッサポン・ティップティンナコーン
製作：ワンルディー・ポンシティサック　ジラ・マリクン　
音楽：ジャイテープ・ラーロンジャイ
撮影：ブンヤヌット・グライントーン　
編集：タマラット・スメートスパチョーク
出演：
プッティポン・アッサラッタナクン
ウサー・セームカム　
サンヤー・クナーコン
サリンラット・トーマス
ポンサトーン・ジョンウィラート　
トンタワン・タンティウェーチャクン

2024年/125分/タイ/原題：Lahn Mah/カラー/5.1ch/1.85：1
日本語字幕：小河恵理　後援：タイ国政府観光庁　配給：アンプラグド

『おばあちゃんと僕の約束』
6月13日(金)より新宿ピカデリーほか全国順次公開

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