阪神タイガース・金本新監督が掲げた“超変革”の初年度。
その象徴として開幕からここまで「1番」を任され、
ルーキーとは思えない成績を収めている
ドラフト1位ルーキー・髙山俊、23歳。
現在、安打数はチームトップ。
さらにリーグの中でも、名だたる選手を抑え上位にランクインしている。
明治大学時代、六大学の通算安打記録を塗り替えた精密な“安打製造機”は
プロの場でもその非凡な打撃センスを発揮。
実はこの活躍の裏には、プロ入り後
更なる進化を求めて変革した“新たな打撃スタイル”が大きく関係している。
今、プロ野球で最も注目されているルーキー・髙山俊。
その“ヒット量産の秘訣”、“新たな打撃スタイル”の裏にあった
“金本監督の言葉”、変革の先に見据えるものとは…。
経験豊富なベテランであっても勝ち抜くのは難しい
仁義なき一発勝負の「リオ五輪代表選考会」で
大舞台への切符を掴んだ15歳、池江璃花子。
去年は最年少代表として世界水泳を経験。
世界を経験したことで更なる成長を遂げた次世代エースは
その後わずか半年間に日本記録を3種目で更新した。
青天井の成長が続く池江璃花子。その大活躍の裏側に迫る。
アスリートが流した、ひとすじの涙。
歓喜、誓い、挫折、惜別
あの時、あの場所で、
こみ上げてきた一つの想い…。
最後の涙に秘められた知られざる真実
アスリートの涙がつむぐストーリー
今宵は…
エピソード① スキージャンプ・葛西紀明
~五輪7度目の挑戦で見せた最後の涙~
打ち立てた功績は数知れず…。
五輪は1992年のアルベールビルから7大会連続出場。
ワールドカップ優勝は17回。
未だ進化を続ける43歳は、「レジェンド」と呼ばれ、
その名は世界に知れ渡っている。
そんな男が、2014年のソチ五輪。
個人種目ラージヒルで歓喜の銀メダルを獲得。
その時見せなかった涙が…、
団体戦で銅メダルを獲得すると溢れだした。
葛西が大舞台で見せた最後の涙。
その涙に隠された絆の物語。
エピソード② カーリング
~語られなかった快挙 そして涙~
世界選手権で史上初のメダル獲得。
世界と戦うレベルに達した日本女子カーリング。
その国内争いの中で、語られなかった快挙、
そして語られなかった涙があった。
2月の日本選手権・準決勝。
実はこの戦いで、優勝候補筆頭だった北海道銀行が敗れ、
決勝進出が阻まれた。
ではなぜ、番狂わせは起きたのか?
そこには日本カーリングのシンボル的存在・小笠原歩のカゲに
ひっそりと咲き続けた、1人のベテラン女性の執念があった。
そしてその奥にあった、もうひとつの思い。
少しでも長く試合がしたい。そして決勝戦の画面に映りたい。
そしてその姿を、ある人のもとへ・・・
記者会見、そして表彰式で見せた涙に、その真実はあった。
語られなかった名勝負、語られなかった思い、
語られなかった涙の裏側に、迫る。