いよいよ開幕を迎えるフィギュアスケートGPシリーズ
今シーズンは“特別”な意味を持つ
シリーズを勝ち抜いた上位6人だけが進出できる「GPファイナル」
その舞台がロシアの“ソチ”
開幕まで500日を切ったソチ五輪の「本番会場」で行われるのだ
選手たちにとっては、五輪の本番リンクを滑る貴重なチャンス
それだけにGPファイナル進出に懸ける思いも強い
10月20日からのシリーズ開幕戦・アメリカ大会に挑む
羽生結弦(17歳)もその一人
シニア2年目の昨シーズン、
GPシリーズ ロシア大会で劇的な逆転優勝を果たすと、
世界トップ6が集う「GPファイナル」に初めて出場!
続く世界選手権では、初出場にして銅メダル獲得!
大躍進のシーズンを締めくくった
そんな羽生は、今シーズン大きな決断を下す
練習拠点を地元・仙台からカナダへ移したのだ
そこに秘められた、強い思い
新天地カナダで新たな挑戦を続ける17歳の今を追った―
圧倒的な強さで勝ち進み、
次戦勝てばワールドカップ出場へ王手をかけるザックジャパン。
そんな中行われた、ワールドカップをかけたもうひとつの戦い。
AFC U-16選手権。
この大会でベスト4に入れば
来年行われるU-17ワールドカップへの出場権を獲得することができる
16歳以下の世代での過酷なアジアでの最終予選。
リオ五輪での飛躍が期待されるこの世代。
ロンドン五輪でのベスト4を超えるために、
世界の舞台を経験することはまさに至上命題。
しかし今大会のグループステージで日本が入ったのは
前回大会優勝の北朝鮮、永遠ライバル・韓国、中東の雄・サウジアラビアが集う
「死のグループ」
標高1000メートルを越える高地や中東・イラン特有の厳しい気候の中、
グループステージは中1日での試合というハードスケジュール。
世界への切符獲得、そしてアジアの頂点へ。
総力戦で臨む若き日本代表、挑戦の軌跡。