2004年5月13日、午後2時。
ひとつの思いが途切れた。
「世界一のショート」と呼ばれ、女子ソフトボールを引っ張りつづけてきた
ベテラン・安藤美佐子。33歳。
アテネオリンピック代表、・・・落選。
GETSPORTSでは過去5年、安藤を追いつづけてきた。
メダルを目指し、もがいてきたシドニー。
オリンピック後に訪れた世代交代。衰え行く力。
金メダルを夢見て、泥にまみれた挑戦の日々。
あえて目をそむけることなくカメラを向け、
これまで語られることのなかった落選の一部始終を追った。
代表15名と落選7名。そこを分けたものは?
彼女は何を求め、なぜ敗れ去ったのか?
そこには、どんな意味があったのか。
戦いつづける全ての人に、この生き様を贈る。
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