「ツイスト理論」
何と下半身を逆回転させるという従来の考えを 全くどがえししたバッティング理論である。
しかしながら実のところ、過去現在問わず 活躍した各名バッターは何れかの形でこのツイストを行っているという。
それはバリーボンズ、城島らのコマ打法に代表される最新打法においても、 そして天才バッターイチローにしても…。 古くも新しい「ツイスト」の正体を明らかにする。
男の名は「多田野数人」 彼もまた、松坂世代のひとりである。 立教大学1年からエースとして活躍したものの ドラフトから漏れ、マイナーリーグからスタート。
先月、彼がついにクリーブランド・インディアンスの一員として メジャーの舞台にデビューした。
去年から取材をしている栗山英樹が挑戦し続ける多田野に迫る。
しかし、彼の心には消し去ることの出来ない傷があった。 シドニー五輪、9台目のハードルで起こった悪夢の転倒。 屈辱感だけを味わった夢舞台。
あれから4年・・・。 為末は所属先を退社し、一人プロアスリートの道を歩みだしていた。 世界と闘う為に磨き上げた、究極のハードル技術。 「五輪の借りは五輪でしか返せない」
4年に1度の舞台で、 為末の闘いが始まろうとしている。