5月9日 放送
柔道 鈴木桂治〜逆襲の柔
「楽しめました」
4月29日。決勝を終え、記者会見に臨んだ彼はただ、そう語った。
鈴木桂治 23歳。この日、男は柔の頂点に立った。

アテネ五輪出場をかけて繰り広げられてきた、
2つの代表権を巡る3人の世界王者の争い。

4月4日、選抜体重別選手権で優勝を飾った井上康生が、
事実上、その一つを手にした。
同時に、康生と戦うことなく、桂治は準決勝敗退。
五輪へ行くためには、29日の全日本選手権で親友・棟田を破らなくてはならない。

そんな運命の決戦を前に、桂治は大きな試練に立たされていた。
柔道の生命線とも言える、利き腕の故障・・・

4月4日の惨敗から、全日本選手権で優勝を飾るまでの25日間。
男は何を考え、どのようにして試練を克服したのか?

アテネ五輪100kg超級代表・鈴木桂治の知られざる戦いが、今、明かされる。




テニス 松岡修造〜修造チャレンジ 新しい自分との出会い

日本男子テニス界は長きに渡り、低迷の一途を辿る
そう、あの男以来、世界と互角に渡り合うものは出てきていない

男の名は、松岡修造、36歳

現役時代は、ウィンブルドンベスト8など、
世界を知る唯一の男子プロテニスプレーヤーとして活躍

第一線を退いた今もテニスへの情熱は褪めるどころか、
更なる輝きを放っている

そして、現在、
その情熱の矛先はあるところに向いている

再び、自身のような存在を輩出するために取り組んでいる
「修造チャレンジ」

GET SPORTSでは、3月に宮崎県で行われた
世界を目指すジュニアたちの合宿に密着

ジャパンオープンジュニアという国際大会(18歳以下)の
ワイルドカードでの出場権がかかったこの合宿

松岡修造によって、「世界」と戦う姿勢を学び、
肉体的に、精神的に、自分をひたすら追い込むことによって
ジュニアたちは「何か」が変わり始める

これからの彼らの成長に更なる期待を寄せて、
そして、日本男子テニス界の更なる発展の息吹となることを祈って・・・