4月25日 放送
福岡ダイエーホークス 川宗則〜ROAD OF THE HERO 第一章 飛翔






著しい戦力補強、そしてプレーオフ制導入。
今シーズンのパリーグは一気に混戦状況となった。

その中で、昨シーズン日本一に輝いた福岡ダイエーは主砲小久保、
そして走攻守揃った村松と主力が抜け、連覇に暗雲が立ち込める。
その大きな穴を埋めるべく期待がかかるのが、
昨シーズンブレイクした5年目の川宗則。

ウエスタンリーグで首位打者にたったバッティングセンスと
チームナンバー1の脚力で昨シーズンから1軍で活躍。
センスあるバッティングはもちろん、
足を活かした内野安打やセーフティーバントはゲームの流れを変え、
そして後に控える重量打線の爆発へと繋げる。
重量打線の陰に隠れてはいるが、川の存在は大きい。

地元ではチーム1の人気選手であるが、
それとは裏腹にチーム1の練習量を誇る努力家でもある。
それは知られざる壮絶な過去が彼を突き動かすからである。

新たなシーズンを迎えるにあたり
川は若くしてトレーナーと個人契約した。
ところが肉体改造によって予想だにしなかった困難に襲われてしまう。
葛藤する川…迎えた開幕。
王者連覇へ、福岡ダイエーのキーマン川の勝負が始まった。



男子バレーボール 日本代表 加藤陽一〜開拓魂

2004年3月 南フランス 地中海を臨む街・セット
この地に、日本男子バレーボールキャプテン 加藤陽一の姿があった

2年前に日本を離れて以来、
フランス、ギリシャ、イタリアと3カ国でプロリーグを経験。

現在27歳
日本でプレーしていた時とは比べものにならないほど
あらゆる面で苛酷な環境の中
妻、そして去年生まれたばかりの愛娘・綺良々ちゃんとともに
海外を拠点とした生活

日本のスーパーエースと呼ばれ
バレーボール界のエリートコースを歩んできた男は
何故、海外で闘うことを選んだのか?

そこにあった、忘れがたい屈辱の記憶…

「2000年7月 シドニー五輪最終予選 敗退」

あの日から、キャプテンとして、エースとしての
加藤の戦いの日々は始まっていた…

男を海外へと突き動かした「あの敗北」から4年…
日本男子バレーボールの未来をかけた戦い
アテネオリンピック世界最終予選まで あと一月あまり

更なる成長を遂げた加藤陽一の2年に渡る戦いの日々を追った
そこには、「日本のエース」と呼ばれる男の知られざる変化があった