3月28日 放送
西武ライオンズ 松坂大輔〜evolution

2004年3月27日、パ・リーグ開幕

松井稼頭央はメジャーへ、そして、カブレラは怪我で戦線離脱
そんな満身創痍の西武ライオンズのマウンドに上がったのは・・・

松坂大輔、プロ6年目、23歳

昨シーズンは優勝こそ逃したものの、
MAX156キロのストレートを武器に自己最多タイの16勝を挙げ、
初の最優秀防御率、2年ぶり3度目の最多奪三振と、
2つのタイトルを獲得し、その充実ぶりをうかがわせた

しかし、男はいまだ、進化の途中
今年は更なる改革を試みる

日本一への想い、そしてアテネ五輪への想い
改革が成功するとき、男は全てを手にする


大和猛蹴[ヤマトタケル]2004 サッカー日本代表 坪井慶介〜輝風

若きサッカー日本代表は山本監督のもと、厳しきアジアの戦いを乗り越えて
オリンピックへの出場権を手にしました。

ワールドカップを目指すA代表にも、その険しきアジアの壁が待っています。

2月18日、ワールドカップ予選初戦。
オマーンを相手にロスタイムでの得点でどうにか勝利を収めたものの、
ジーコジャパンのドイツへの船出は不安なものとなりました。

しかし、そんなジーコジャパンも守備面においては7試合連続無失点。
ヨーロッパ組のいないディフェンス陣はレギュラーもほぼ定着し、
日本代表を支えています。

そんなディフェンスのうちの一人。
ジーコジャパンで初の代表入り。
昨年6月以来レギュラーに座り、14試合4失点。
ジーコが厚い信頼を寄せるプレーヤー。

それが坪井慶介という選手なのです。

 
柔道 男子100kg級 鈴木桂治〜宿命の柔

「桂治は強い。やりやすい、やりにくいのレベルなどではない」
4月4日の選抜柔道体重別選手権に向けた記者会見で、井上康生は、そう語った。

シドニー五輪金メダリスト、
言わずと知れた柔道界の「天才」井上康生が、唯一ライバルと認める男、鈴木桂治。

対戦成績は、桂治の2勝3敗1分と拮抗。
その実力は、あの斎藤仁をして「戦ってみなければ、どちらが強いか分からない」と
言わしめるほどである。

だが、同じ100kg級、アテネに立つことが出来るのは、ただ一人。
過去の実績から、康生が有利であることは間違いない。
桂治が五輪に立つためには、2004年、全ての大会で「完璧な内容で優勝する」
それしか道はない。

2月22日、鈴木桂治が臨んだドイツ・ハンブルク国際。
そこで見せた先輩・井上康生への思い、そして柔道家としての驚くべき進化。

「天才」井上康生を脅かす、もう一人の「天才」鈴木桂治。
アテネをかけた宿命の戦いが、幕を開けようとしていた。