ワールドカップに出場すること。
それはサッカー選手なら誰しもがあこがれる夢の舞台。
そんな大舞台でゴールを決めること。
それは選ばれた人物しか成し得ない未知の領域。
ワールドカップでゴールを決めたことがある日本人は、わずか5人。
2002年、自国開催のワールドカップ。
大事な初戦となるベルギー戦は、先制点を奪われるという苦しい展開。
しかし、すぐさま同点ゴールをたたきだし、日本中を湧き上がらせた男がいた。
それが鈴木隆行である。
彼のプロサッカー人生は、決して華やかなものではなかった。
レギュラーポジションに恵まれず、数多くのチームを渡り歩いてきた苦労人。
ワールドカップでのゴールは、鈴木隆行の努力と苦悩が花開いた瞬間だった。
しかし、彼はその栄光にすがることはない。
彼にとって、過去は意味の無いもの。
そこには、前を見つめ、
常に新しいものを追い求めていくハングリーな精神があるだけだ。
いばらの道を突き進み、自分の中の男と戦い続ける。
そしてそれを乗り越えた時、進化は自然とついてくる。
寡黙なる男が語った
知られざる真実が明かされる!!
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