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「やせたい!」「やせたい!」と誰しもが思っていること。
ここ2〜3年、ジャンプ界の「減量ブーム」はもの凄く、「ヨーロッパの選手は野菜だけしか食べていない。」とか「トウガラシでやせた」とか、信じられない話がいっぱいとびかっています。でも、やっぱり、不健康なヤセかたはいけません。体だけでなく、ストレスで「心」もこわします。
あまりにも、急激な減量で、昨シーズンからJOCのスポーツドクター大西先生(慶応大学)が遠征等帯同します。先生のご苦労は選手にまとわりつく、恐怖感=「食べると太る」ということを払拭し、「何をどんなふうに食べるのか」ということを指導しているそうです。必要な栄養をとらなくてはいけないし、選手がまず、安心して食事ができるようにしようということです。
葛西選手の減量は、栄養士、調理師、そしてトレーナーとサポート体制が整った計画的なものでした。私達も1食550キロカロリーの食事をごちそうになったのですが、おなかいっぱいになるおいしい食事です。
そういえば、女子マラソンの高橋尚子選手もよく食べます。食べて食べて一生懸命走る。
そうでなくては、あの金メダル走は生まれてきません。
心身ともに、健康であることがすばらしいパフォーマンスの源だと思います。
そうそう、ジャンプのあるコーチがしみじみと語っていました。
『脂肪をとる唯一の方法は運動しなきゃ、とれないよ』
【GET SPORTS ディレクター 森島留美子】
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