ヤクルトスワローズ・寺村友和選手取材裏話

 

寺村選手が常々口にしている言葉があります。
「バッターの嫌がる投球をしたい」
 寺村選手はその言葉をモットーに、数々の節目を乗り越えてきました。左打者を嫌がらせるインサイドへのカットボール習得、打者を惑わすオーバー・サイドの二刀流、この二つの武器で一軍へ昇格、念願の初勝利を挙げました。
 マウンド上では相手に嫌がられる事を目指している寺村選手ですが、ひとたびマウンドを降りると明るく朗らかな人柄で、チームの人気者。また、初勝利の試合後にはロッテ時代のチームメイト、後藤・竹清両投手も祝福にかけつけていました。解説者の松沼さんと取材をさせていただいた時にもロッテ時代から続く師弟の温かいやりとりを見て、うらやましく感じたものです。
 初勝利にも浮かれることなくあくまで通過点でしかないと語っいた寺村選手、これからも明るく前向きに頑張って下さい。

                    

【テレビ朝日 ディレクター 丸茂直人】

スキー・ジャンプ/葛西紀明

 

 「やせたい!」「やせたい!」と誰しもが思っていること。
ここ2〜3年、ジャンプ界の「減量ブーム」はもの凄く、「ヨーロッパの選手は野菜だけしか食べていない。」とか「トウガラシでやせた」とか、信じられない話がいっぱいとびかっています。でも、やっぱり、不健康なヤセかたはいけません。体だけでなく、ストレスで「心」もこわします。
 あまりにも、急激な減量で、昨シーズンからJOCのスポーツドクター大西先生(慶応大学)が遠征等帯同します。先生のご苦労は選手にまとわりつく、恐怖感=「食べると太る」ということを払拭し、「何をどんなふうに食べるのか」ということを指導しているそうです。必要な栄養をとらなくてはいけないし、選手がまず、安心して食事ができるようにしようということです。
 葛西選手の減量は、栄養士、調理師、そしてトレーナーとサポート体制が整った計画的なものでした。私達も1食550キロカロリーの食事をごちそうになったのですが、おなかいっぱいになるおいしい食事です。
 そういえば、女子マラソンの高橋尚子選手もよく食べます。食べて食べて一生懸命走る。
そうでなくては、あの金メダル走は生まれてきません。
 心身ともに、健康であることがすばらしいパフォーマンスの源だと思います。
そうそう、ジャンプのあるコーチがしみじみと語っていました。
 『脂肪をとる唯一の方法は運動しなきゃ、とれないよ』

                    

【GET SPORTS ディレクター 森島留美子】