太田さんに会う度に元気になっている自分に気付く。これは私だけではなく、全ての人がそうなのではないだろうか。これこそ、太田さんの探しだした道。アスリートはもちろんトップを目指して戦うのだが、これは人との競争、しかし、そのレベルを超えたところに、真の意味があるような気がする。そう、その人の生き様そのものが、多くの人に勇気を与えること。その勇気を持つことを邪魔するのが、アスリートに限らず、一般の生活をする我々でさえ、他人の評価。人はどう思うのだろう、どう評価するのだろうということ。もちろん、奇跡といえる復活だが、それだけでは、ここまで心の琴線に触れる元気を与えてくれるはずがない。その中で掴んだ、"人はそれぞれ背負う物が違い、自分の超えていく目標を見付け、それを一つ、一つ超えていくことこそ生きること"このことを、はっきりと感じさせてくれるからなのだ。レースへの復活の姿、思わず目頭が熱くなったが、それ以上に"こうやって生きようよ"というメッセージをもらった。個人的には最高の友を得ることが出来たという気持ち。

太田さん、ありがとう！