格闘技ファンの間ではもはや毎年恒例となりつつある『アブダビコンバット』。

 正式には『サブミッションレスリング世界選手権』と言うそうで、今年で4回目を迎えた
アブダビの王子様が世界中の強豪を自腹で集めて開く、『世界一贅沢な格闘技の祭典』だ。

 そんな個人的(いい意味で)な大会らしく、会場の雰囲気もアットホームな感じが漂う。
選手も思ったより殺気立ってないし(もちろん試合は気合い十分!)、なにより現地の
お客さんがホントに大会を楽しんでいる。

 ひとりカメラ一台で場内を駆け回るのはそれなりに疲れたが、プレスルームのミックスナ
ッツとチョコレート(毎日大量に置いてある)、会場の目の前の屋台のチキンバーガーにどれほど助けられたことか。

 ちなみに大会2日目には、僕等の呼んだタクシーが全く来ないことに同情してくれたの か、オフィシャルの方のご配慮により、ブラジル選手団の送迎バスに同乗が決定!! 恐縮しながら乗車すれば、車内は常にラテン・ムード。冗談半分でカメラを向けると、みんなノリノリで好感触。今回2冠を制したリカルド・アローナ選手も、23歳の青年らし いさわやかな笑顔で応えてくれた。ほんとにいい体験させていただきました。

 あと、この場をお借りして、現地でお世話になった皆さん、ありがとうございました。

【テレビ朝日 GET SPORTS ディレクター 板垣武史】