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【フィギュア女子】夢の舞台にかける「三者三様の思い」

4年に一度の夢舞台を目指した選手たち。

大技・トリプルアクセルを武器に、オリンピックへの切符を
掴んだ17歳の河辺愛菜。シニア2年目で夢の舞台への出場を叶えた。

そんな河辺とは対照的に、4年越しにオリンピック出場を決めたのが、21歳・樋口新葉。
4年前に味わった悔しさを晴らすため、新たな武器・トリプルアクセル習得。
さらに去年、東京オリンピックで活躍した親友たちの姿に勇気をもらった。

樋口と同い年の坂本花織。4年前は、シニア1年目ながら平昌オリンピック出場。
しかし、任された団体フリーでは5位。メダル獲得は出来なかった。
オリンピックで経験した悔しい思い。同じ思いをしないために、坂本も様々な努力をしてきた。

日本フィギュア初のメダルを獲得した、団体。
チーム一丸となって熱き戦いを繰り広げた選手たちが、
次は個人戦でメダルを争う。

【トランポリン】西岡隆成18歳「前人未到の挑戦」

トランポリンの最大の魅力である、3回宙返り"トリフィス"
ビル3階に相当する高さで宙を舞う迫力は、息をのむほど美しい。

初出場の世界トランポリンで銀メダルを獲得した西岡隆成は、
10本の連続したジャンプのうち7本もの3回宙返りを連続で成功!
これは世界最高難度の記録となり、
トランポリン界に彗星のごとく現れた逸材となった。

さらに、パリ五輪を見据えている西岡は、10本すべて3回宙返りに挑戦するという。
なぜ、ここまで難しいことに成功できるのか、そして挑戦し続けるのか。
そこには、ある意味 "普通の理由" があった。

【新体操】あの夏の協奏曲~僕たちだからできたこと~

世の中を一変させたパンデミック発生から2年が経った。
その元凶は姿を変えながら、生活を脅かし、
様々なものを奪い続けている。

そうした中で昨年、たった6チームでなりながらも
開催された全国大会をご存じだろうか?

それは2回目となった男子新体操全国オンライン選手権。
かつて様々な大会が中止となった中、それぞれの拠点からオンラインで
演技を披露し、順位を競う新しいスタイルの大会。
だが各地での部活動休止や学内感染などが重なり、
体育館が使えなくなったため、辞退が続出してしまった。
わずか6チーム。されど出場をきめたチームには、
それぞれに戦う理由があった。

最後の夏に出場がかなわず、チャンスをもらった
ワケあり3年生の知られざる決意。

少年時代から苦楽をともにした6人が、この6人で挑む集大成。

「どんなに強くても自分たちは弱い」
度重なるケガに泣かされ、第1回大会出場がかなわなかったチーム…

などなど、オンラインを通して戦ったチームそれぞれに
想いがあった。

北は岩手県から南は九州鹿児島まで。
コロナに負けず戦いきった高校生たちの夏の記録を
縦断ドキュメントで送る。