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938回 2018年10月7日

西武・浅村栄斗~優勝へ…進化したキャプテンの決意~

10年ぶりの頂点へ
王国復活の鐘を鳴らすのは埼玉西武ライオンズ・浅村栄斗

「今年に懸ける想いは今までとは違う」

そう語る背番号3のキャプテンは今でも鮮明に覚えている
それは、数々の目の前での胴上げという屈辱を
何としても優勝を、その思いが男を突き動かした

チームの勝利のために、ここ一番で決められるバッティングを追及
そこには夏場を乗り切るスイングを作る努力が、そして
「そういうとこを変えようと思ったのは初めて」
と言わしめるシーズン中でのフォーム変更まで…

さらに、今年2年目を迎えたキャプテンの重責。
責任感を胸に、その姿でチームを引っ張る成長もチームの快進撃を支える

悲願達成へ、その男の進化に迫る

フェンシング 女子エペ 佐藤希望

2年前のリオオリンピック。
フェンシング・エペでは日本初となる8位入賞を果たした、佐藤希望。

今なお、東京オリンピックを目指し戦い続ける彼女だが、
実は2人の息子を育てるママアスリート。

そこには、ママならでは苦労と、ママならではの喜びがあった。


昨年、次男を出産してしばしの休養期間に入っていた佐藤。
そして今回、地元の福井で行われる国体に出場。

新たな挑戦の一歩を追う。

報徳学園・小園海斗 ~「日本一のショート」への道のり~

100回大会を迎えた夏の甲子園。
そこで輝きを放った“高校BIG4”の1人、報徳学園の小園海斗。
ドラフト1位候補にも名を連ねる男は「日本一のショート」を目標に掲げる。

昨年からU18侍ジャパンにも名を連ねる実力者は
今年も日の丸を背負い、中心選手としてU18アジア選手権連覇へ挑んだ。
しかし、そこには思わぬ落とし穴が……。

甲子園、U18アジア選手権と夏を駆け抜けた男はいま、何を思うのか。
その過程を追いかけた。

【修造チャレンジ2018秋 藤原智也 17歳】

日本人史上初、テニス・シングルスでグランドスラムを制した大坂なおみ。
その人気はテニス界にとどまらず、今や世界へと轟いている。

そんな彼女のような、世界で活躍する日本人選手を育成するため、
松岡修造が1998年に立ち上げたジュニア育成プロジェクト。


修造チャレンジ


今年で20年目を迎えるこのプロジェクト。有望な小中学生が多く顔を揃える中、
今回唯一の初参加となるのが高校2年生・藤原智也。

「自分は有望ではないのかな・・・」

そう思い続けてきた17歳が、ようやく憧れの場所である
修造チャレンジに選出される。しかし―

「上手いけど魅力を感じないテニス」


厳しい言葉を投げかける松岡。世界を目指すうえで藤原に足りないものとは。
もがきながら、苦しみながら。必死で手がかり探す青年の成長を追う。