アメリカ戦略爆撃調査団が撮影した被爆3ケ月後の長崎の映像。
およそ16分のこのカラーフィルムは実は戦後長い間、封印されてきたものだ。
被爆した人たちの悲惨な状況を、アメリカは覆い隠そうとしたからだった。
しかし、その中に残されていた笑顔を見せる少女の映像…これだけが何度も撮り直しをしている。
この映像にはどんな意味が隠されているのか…??
女優・石原さとみがこのフィルムを撮影したダニエル・マクガバン氏をアメリカ・ロサンゼルスに訪ねる。マクガバン氏は3年前に他界していたが、息子にあるメッセージを託していた…。
「あの時、ナガサキで微笑んでくれた少女のことが、私はずっと気がかりだった…。彼女はどんな人生を歩んだのだろうか?」
石原さとみは、その少女の消息をつかむため、63年前のフィルムを手がかりに長崎の街へ。
次第に見えてくるフィルムに焼き込まれた真実のカケラ…。在校生1500人のうち1300人が死亡した小学校。そこに、少女を探し出す重大なヒントが隠されていた。
何人もの被爆者たちの体験を聞きながら、少女の行方を追う石原さとみ。
63年の時を超え、少女に対面することは出来るのか・・・?
そして、フィルムに隠された真実とは・・・
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