高齢者福祉

佳山明生さん「昭和の名曲で楽しんでもらいたい」

12月8日、歌手の佳山明生さんが東京都調布市の総合福祉施設「ときわぎ国領」で今年度2度目の歌謡ショーを開催しました。特別養護老人ホームの入所者やデイサービスで通う利用者など約80人が参加しました。

歌手:佳山明生  ギタリスト:斉藤功

歌手:佳山明生  ギタリスト:斉藤功

歌手:佳山明生  ギタリスト:斉藤功

佳山さんとギタリストの斉藤功さんの2人が登場すると会場からは大きな拍手が沸き起こりました。

佳山さんは参加者の皆さんの様子から「今回は昭和の名曲の数々で歌謡ショーを楽しんでもらおう」と考え、自身のヒット曲は「氷雨」(1977)だけを歌いました。

披露したのは石原裕次郎さんの「夜霧よ今夜も有難う」(1967)と「北の旅人」(1987)などです。そして師匠の古賀政男さんが作曲した曲では、美空ひばりさんの「悲しい酒」(1966)と兄弟子にあたる近江敏郎さんの「湯の町エレジー」(1948)も歌いました。

参加者の皆さんが知っている曲ばかりで、手拍子をしたり口ずさんだりする人も見られました。

また佳山さんは歌の合間に自身のエピソードを面白おかしく語ったりして会場を沸かせたり、この日の最高齢となる103歳の参加者のもとに歩み寄って話しかけたりと参加者に寄り添う場面もありました。

佳山明生さん!高齢者施設訪問 今年度2度目の歌謡ショー
佳山明生さん!高齢者施設訪問 今年度2度目の歌謡ショー

さらに佳山さんの歌謡ショーで恒例となっている斉藤さんのギター演奏では、古賀政男さんとともに昭和を代表する作曲家の一人、船村徹さんが作曲した美空ひばりさんの「みだれ髪」(1987)と青木光一さんの「柿の木坂の家」(1957)を弾きました。特に「みだれ髪」はひばりさんのレコーディングで弾いた代表曲の一つで、斉藤さんの奏でるギターの音色が多くの参加者の心に響いていました。

最後に佳山さんはひばりさんの「川の流れのように」(1989)を参加者全員で一緒に歌うなど、全9曲を披露しました。うれしさと懐かしさのため、いつしか涙を見せる参加者の姿も見られました。

佳山明生さん!高齢者施設訪問 今年度2度目の歌謡ショー
佳山明生さん!高齢者施設訪問 今年度2度目の歌謡ショー

参加者の声

  • 「懐かしい歌ばかりでほとんど知っていたので楽しかったです。」
  • 「ギターの生演奏を初めて聴きましたが、いいですね。」
  • 「うれしかったです。一生の思い出になりました。」
日程

2025年12月8日(月)

場所

総合福祉施設「ときわぎ国領」(東京都調布市)

ゲスト

佳山明生(歌手)、斉藤功(ギタリスト)