高齢者福祉

【8月実施】高齢者施設への美容レクリエーション

8月は特別養護老人ホーム「ひかり苑」で介護美容が行われました。10名がネイルを体験し、この日の最高齢は100歳の女性でした。

ケアビューティストは参加者とのマンツーマンのコミュニケーションも大切にしています。施術中にはリラックスした雰囲気を作り、過去の思い出話や家族のことなど共有することで、コミュニケーションを深めています。

参加者の中には昔は母親が厳しく、マニュキュア塗ると怒られ、周りでは皆していたが泣いて我慢していたことを涙を流しながら話してくれた方もいました。しかし、ネイルが終わると「女の子だからこういうのしてもらいたかった」「母に見せたい！」と大感激していました。
　また、聞き取りが難しい方は「筆談」でのやりとりとなりました。「マニキュアぬりますね」「何色がいいですか？」「色、嫌じゃないですか？」など紙に書いた文字を見ていただき、反応を伺います。笑顔でうなずいたり、指で好きな色を選んだりと意思疎通はバッチリでした。

手指は鏡などの道具を使わなくても、ふとした時に視界に入ります。自分の爪を見て、「ネイルをしてもらった」「きれいだな」と感じたり、施術を受けたときの楽しい記憶を思い出したり、周りの人とのコミュニケーションが生まれるきっかけにもなります。
　初めてネイルをする方も「どんな色がいいかしら？」とケアビューティストに聞いたり、久しぶりにネイルをする方は積極的に好きな色を選んだりと、参加した皆さんがケアビューティストと会話を楽しんでいる様子が印象的でした。