高齢者福祉

【7月実施】高齢者施設への美容レクリエーション

7月に、軽費老人ホーム「ワゲン本所」と特別養護老人ホーム「多摩シルバーハウス」にて、介護美容が開催されました。

「ワゲン本所」では、6名のご利用者様がケアメイク、ネイル、ハンドトリートメントを体験されました。ケアメイクでは、普段なかなかできない本格的なメイクを楽しんでいただきました。初めは少し緊張されていた方も、施術が進むにつれて表情が和らぎ、鏡の前で「気分が明るくなった」と笑顔がこぼれる場面もありました。

昔、銀座の百貨店で縫製のお仕事をされていた方は、普段からご自身で前髪を整えるなど、おしゃれにとても関心をお持ちです。ケアメイクの際も、「この色がいい！」と積極的に色を選ばれていました。

一方で、皆様が共通して悩まれているのが「昔から眉毛だけは上手に描けない」ということ。
女性にとって眉毛の仕上がりはとても大切で、年齢に関係なく多くの方が感じている最大の悩みでもあります。

今回は、プロのスタッフが丁寧にお手伝いし、みなさんとても満足されたご様子でした。

ハンドトリートメントでは、手や指を対象部位に軽くあて、やさしい力で皮膚を丁寧に擦りながら、手元のケアを行いました。
施術後には「手がすべすべになった！」「とても気持ちよかった！」と、嬉しいお声をいただきました。

ネイルのケアでは、かつて美容院を2店舗経営されていた、お客様を綺麗にすることが大好きなご利用者様がいらっしゃいました。
長年のお仕事の影響で、現在は爪の状態が思わしくないとのことでしたが、ネイリストから爪のケア方法についてアドバイスを受け、丁寧なケアの後、仕上げにコートを施すことで、艶やかで美しい爪に仕上がり、とても喜んでいただきました。

「多摩シルバーハウス」では、10名がネイルとハンドトリートメントを体験されました。

耳が遠い方には、筆談でご希望を丁寧にお伺いしたところ、「色は緑」と即決されていました。
施術後は、綺麗になった手元をとても喜ばれ、何度も「綺麗になった！」「嬉しい！」と笑顔でお話しされていたのが印象的でした。

ハンドトリートメントを受けられた方は、施術中にうとうとと心地よさそうにされており、リラックスしたひとときを過ごしていただけたようです。