高齢者福祉
歌手の大島花子さん! 高齢者施設訪問 歌謡ショー
歌手の大島花子さん! 高齢者施設訪問 歌謡ショー
父・坂本九さんの歌と優しさを受け継ぐ「大島花子さんの歌謡ショー」

2025年7月17日、東京・杉並区の特別養護老人ホーム「マイルドハート高円寺」で、歌手・大島花子さんによる歌謡ショーが開催されました。
大島さんは、昭和の名歌手・坂本九さんと女優・柏木由紀子さんの長女で、命の美しさをテーマに父の曲を歌い継いでいます。
この日はギタリスト・笹子重治さんと共に、約70人の入所者や職員の前で心温まるステージを披露しました。
1曲目は坂本九さんの1963年のヒット曲「明日があるさ」。
自然と手拍子が沸き起こり、会場は早くも一体感に包まれました。
続いて1964年の坂本九さんのヒット曲「幸せなら手をたたこう」や世界的名曲「上を向いて歩こう」(1961)など、父の名曲を次々と披露。
会場は大きな盛り上がりを見せました。
また、「皆さんが一緒に歌えるように」と童謡「夕焼け小焼け」「海」、昭和の名曲「東京ラプソディ」「青い山脈」「学生時代」なども歌唱。
参加者たちも口ずさみ、懐かしい思い出に浸るひとときとなりました。
曲の合間には、参加者に優しく語りかけたり、父との思い出や「命の尊さ」についても語った大島さん。
13曲目には「見上げてごらん夜の星を」(1963)を披露し、シンプルなギターの伴奏とともに会場を感動で包みました。
坂本九さんのヒット曲が生まれた1960年代前半は、日本が高度経済成長を遂げ、東京オリンピックを控えていた時代。参加者の皆さんも当時の若かりし日々を思い出しながら、歌声に耳を傾けていました。
最後には参加者から感謝の気持ちを込めて花束が贈られ、大島さんは「皆さんの表情がどんどん笑顔になっていくのを見ることができて、私の方が元気をもらいました」と笑顔で語りました。
また、「子どものころ、父が施設などを回って歌っていたのを見ていたので、影響があるかもしれません」とも。
今年は坂本九さんが飛行機事故で亡くなってから40年。父の歌を歌い継ぐ大島さんの歌謡ショーは、優しさと温かさに満ちた時間となりました。
歌手・大島花子
ギタリスト・笹子重治
参加者の声
- 「とっても良かった、楽しかった。」
- 「親の家業を手伝っていた若かった当時を思い出し、懐かしくなった。」




- 日程
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2025年7月17日(木)
- 場所
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マイルドハート高円寺(東京都杉並区)
- ゲスト
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大島花子(歌手)、笹子重治(ギタリスト)