高齢者福祉

オシャレは永遠に！介護美容で高齢者がオシャレを楽しむ【高齢者施設への美容訪問レクリエーション】

４月２５日、東京・新橋の特別養護老人ホーム「新橋さくらの園」で介護美容が行われました。この日はプロのネイリストが、１００歳の高齢者など１２人の利用者にネイルを施術しました。

施術したのは、高齢者美容の専門家で介護士の経験がある介護美容YN代表の箱石志保さんら２人のネイリストです。

箱石さんらは参加者と会話しながら色の好みなどを尋ね、爪にピンク色のネイルをしたり、この時期見頃となっている藤の花の紫色などのネイルをしたりと、指先をキレイに彩っていきます。さらに希望者には、その上から花のシールを貼るなどして一層オシャレを引き立てていきます。その間参加者たちは、箱石さんらに昔のオシャレの話やひ孫の話などをして楽しげに時間を過ごしていきます。

箱石さんは参加者に、「オシャレを楽しむだけではなくてネイルをしている時間そのものを楽しんでもらいたい」と話します。

施術時間は１人あたり約１５分。約１時間半にわたって１２人全員にネイルが行われました。参加者の中には、かつて華道の講師をしていたのでネイルをしたのが今回初めてという人もいて、「キレイになって良かった」と話していました。施術後ネイルをした手を互いに見せ合うなどして、参加者の顔には笑顔が溢れていました。