障がい者福祉
第50回記念 全日本ろう社会人軟式野球大会
第50回記念 全日本ろう社会人軟式野球大会
聴覚障がい者による軟式野球の日本一が決定


聴覚障がい者の軟式野球チームの日本一を競う第50回記念全日本ろう社会人軟式野球選手権大会が、10月11日から13日にかけて神奈川県相模原市内で開催されました。1976年の第1回から50回目となる今大会には宮城県や地元の神奈川県のチームをはじめ、関東、東海、関西、九州地方の26チーム、約480人の選手が参加して熱戦が繰り広げられました。



この大会は7イニング制で行われ、ルールは一般的な野球と同じものが採用されています。ただ審判員によりますと、アウトやセーフ、ストライクなどのジャッジをするジェスチャーは、耳が聞こえなくても選手たちが判別できるように長めに行うといいます。


選手たちは声でコミュニケーションがとれないため、手話やアイコンタクトでコミュニケーションをとりながらプレーをします。
迫力ある試合が繰り広げられ、打撃音やボールをキャッチする音が球場に響き渡ります。時には観客席から、選手の家族が「パパ、頑張れ!」などと一生懸命応援する声が聞こえたりして、ほのぼのする場面も見られました。



優勝したのは神奈川支部の「湘南ヤンキース」で、2024年に続き12回目の全国制覇となりました。
優勝:湘南ヤンキース
準優勝は埼玉支部の「東京アスレチックス」で、副賞としてテレビ朝日福祉文化事業団から記念の楯が贈呈されました。
準優勝:東京アスレチックス
- 日程
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2025年10月11日(土)~13日(月・祝)
- 場所
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サーティーフォー相模原球場(神奈川県相模原市)ほか
- 主催
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全日本ろう社会人軟式野球連盟
- 後援
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文部科学省、厚生労働省、神奈川県ほか
- 後援・助成
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テレビ朝日福祉文化事業団