障がい者福祉

Art to You! 障がい者芸術世界展　IN　SENDAI　２０２５

８月２１日から２４日まで、せんだいメディアテークで障がいのある人達が創作した芸術作品を展示する「Art to You! 障がい者芸術世界展　IN　SENDAI　２０２５」が開催されました。

この展覧会は、「障がい者アートの普及と振興」を目的としたもので、社会生活にハンディのある人が創作した芸術作品を展示しています。１１回目となる今回は国内外から合計１、３７５点の応募があり、このうち審査を通過した１４２点が展示されました。

３５０巻ほどのセロハンテープを使用して約２年がかりで制作した龍、糸やビーズを使って制作した猫、陶器で制作した寿司のほか

車や建物など近所の様子をアイロンビーズで表現した作品、新聞紙や色紙をはりつけて制作した鳥など、絵画や彫刻、手芸など多様な作品が並びました。

大賞となる内閣総理大臣賞を受賞したのは、沖縄県の方の作品です。４７枚の紙全てに、油性ペンでカラフルな絵をこまかく描いています。

東北障がい者芸術支援機構代表理事賞には、地元宮城県の方の作品が選ばれ、テレビ朝日福祉文化事業団の副賞が贈呈されました。以前、家族で北海道を旅行した思い出をマジック、セロハンテープ、パンフレットなどを使って絵として表現した作品です。

また特別企画として、東北福祉大学准教授の菅原里江氏の講演会や、地元の宮城県が舞台とロケ地になった吉沢亮さん主演の映画「ぼくが生きてる、ふたつの世界」の上映会なども行われ、4日間で約５, ５００人が訪れました。