障がい者福祉
視覚障がい者のための映画上映会「浜視協 映画鑑賞体験会」
視覚障がい者のための映画上映会「浜視協 映画鑑賞体験会」
8月31日、横浜ラポールシアター(神奈川県横浜市)で視覚障がいのある方々に映画を楽しんでいただく「浜視協 映画鑑賞体験会」が開催され、テレビ朝日福祉文化事業団はこの上映会を後援、助成する形で協力させていただきました。
映画上映の前には情報ツール体験会(相談ブース)、あしらせ体験会も行われ、たくさんの参加者の方が実際に使用して、その便利さを体験しました。
また、その後は「浜視協 映画鑑賞体験会」が行われ、副音声と共に上映されました。今年の映画は阿部寛主演「異動辞令は音楽隊!」でした。
「あしらせ」とは視覚障がい者の歩行をサポートするナビゲーションデバイスです。靴に取り付けて使用するもので、足の動きを正確に捉えるモーションセンサーを内蔵し、デバイスとiPhone専用あしらせアプリがあれば誰でも簡単に使えます。デバイスを取り付けた靴を履き、iPhoneアプリ「あしらせ」で目的地を設定し、ナビゲーションを開始します。あとは、デバイスの振動に従って歩くだけです。
来場者の声(アンケートより抜粋)
【Q1. 映画の副音声について感想をお聞かせください】
- 70代 男性
- 目が悪くなって、遠のいていたが、映画は副音声付きだったので、私にも副音声で背景や情景がわかって、楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。
- 40代 男性
- その場の情景や、役者の細かい仕草など、スクリーンが見えにくい私にとってかなりわかりやすく解説しており、より映画の世界に没頭できました。
次回も是非、参加したいと思います。
【Q2. あしらせを体験してどう感じましたか】
- 40代 男性
- 私自身が弱視であり、初めていくような場所は地図アプリを見ながら行動するため、ところどころで 立ち止まったり、方向を間違えるなどし、時間がかかることが多いが、これを利用すれば、かなり間違いが少なく、時間短縮して目的地に到着出来ると思った
- 60代 女性
- 携帯を使いこなせなければ利用は難しいと感じたが、今後希望が持てるとも感じました。
【Q3.iPhoneを体験してどう感じましたか】
- 60代 男性
- 弱視なので画面は見えるのですが、音声での操作を習いたくて応募しました。
長い文章など楽に聞けるので、これからは音声を使うようにしてみようと思います。ありがとうございました。
- 日時
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2024年8月31日(土)
- 場所
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横浜ラポールシアター(神奈川県横浜市)
- 主催
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NPO法人 横浜視覚障害者福祉協会
- 後援・助成
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テレビ朝日福祉文化事業団