独自の文字と動物たち 11歳が描く自由な世界
障がいのあるアーティストたちが生み出す、多彩な表現に出逢う場所―。「Art to You!障がい者芸術世界展 IN SENDAI 2026」が2026年8月20日から23日までの4日間、宮城県仙台市のせんだいメディアテークで開催されました。
この展覧会は、障がい者アートの普及と振興を目的に開かれているもので、絵画や彫刻、手芸など幅広い作品が並びました。12回目となる今回は、国内外から1300点の応募があり、審査を通過した142点が展示されました。
大賞に当たる内閣総理大臣賞には、愛知県の甲谷冬馬(こうや とうま)さんの作品「TODCi ANiMATiON WORLD」が選ばれました。頭の中で広がるアニメーションの世界を、絵や紙粘土などを用いて表現した作品です。
また、今年新設されたテレビ朝日福祉文化事業団賞には、大阪府の11歳、絆地遼馬(ばんじ りょうま)さんの作品「だれも知らない漢字」が選ばれました。漢字の読み書きが難しい遼馬さんが創り出した独自の文字が中央に並び、その周囲を色鮮やかな動物たちがぐるりと取り囲むように描かれています。
家族によりますと、遼馬さんは3歳ごろに自閉スペクトラム症と診断され、同じころから絵を描き始めました。現在はほぼ毎日、時には1日100枚ほど絵を描くといいます。
これまで漢字に関心を示すことはほとんどありませんでしたが、家族で訪れた書道イベントで初めて筆を手にしました。妹が書く漢字を見たことがきっかけで、独自の漢字を書き始めたということです。
受賞について遼馬さんは、家族の様子から何か良いことがあったと感じ取ったようで、「すごいねー!」と笑顔を見せたといいます。
4日間の会期中、会場には約6500人が訪れました。主催する東北障がい者芸術支援機構の須佐尚康代表理事は、「芸術は健常者と障がいのある人の接点。作品のレベルは年々上がっており、今後も継続していくことが、障がいのある皆さんの力になる」と話していました。
- 日時
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2026年8月20日(木)~23日(日)
- 場所
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せんだいメディアテーク (宮城県仙台市)
- 主催
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(公社)東北障がい者芸術支援機構
- 共催
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仙台市、仙台市教育委員会
- 後援
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厚生労働省、文化庁、宮城県、青森県、秋田県、岩手県、山形県、福島県、宮城県教育委員会、東日本放送ほか