児童福祉
舞台「みんなの家ひまわりの家 2025」
舞台「みんなの家ひまわりの家 2025」
児童養護施設の日常を描いた舞台
9月21日(日)、舞台「みんなの家 ひまわりの家 2025」の公演が坂戸市民文化施設オルモで行われました。
舞台「みんなの家ひまわりの家」とは?
この舞台は、児童養護施設の日常を描いた舞台です。
両親と死別した子ども、親からの虐待にあった子ども、母親の育児放棄にあった子どもなど、施設には様々な事情で保護される子どもたちがいます。
昨今、児童虐待の相談件数が増加している一方で、その実情を知る人はあまり多くありません。
このような背景から、社会的養護に対する理解・関心を広げることを目的に誕生したのが舞台「みんなの家ひまわりの家」です。
実話をもとにした脚本
劇中に登場するのは、実在する子どもたちをモデルにした登場人物たちです。
舞台上で命を失う描写はありませんが、モデルとなった子どもたちの中には、実際に虐待によって命を落とした子もいます。
子どもたちが施設生活の中でどのような日々を過ごしているのか、施設職員は虐待を受けた子どもたちや虐待をしてしまった家族とどのように向き合い、寄り添っているのか。そして、そもそもなぜこのようなことが起きてしまうのか。
児童養護施設「ひまわりの家」に住む子どもたちの笑顔の奥に隠れた過酷な過去や残酷な事実。取り戻した笑顔を守るために、「ひまわりの家」の職員や児童相談所の大人たちが奔走する実話をもとにした物語です。
養護施設で暮らす子どもたち
虐待の傷に苦しみ続ける少年
SOSを求め続ける少女
灼熱の車内に置き去りにされた幼い姉妹
心を閉ざした妹と泣き崩れる姉
公演が始まり物語が進むにつれて、会場内ではすすり泣きが聞こえてきました。来場者からは「お父さんが子どもを殴り、自分の過去や苦しみに苛まれている場面が印象的だった」「しつけと虐待の線引きの難しさを考えさせられた」などの声が寄せられました。
私たち一人一人がまずできることは「知ること」、そしてこの舞台を通して、社会的養護への関心の輪が少しずつ広がっていくことを期待します。
たくさんの来場者
- 日程
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2025年9月21日(日)
- 場所
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坂戸市文化施設オルモ(埼玉県坂戸市)
- 来場者数
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150名
- 主催
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ティラピア5、NPO法人夢の宝箱
- 企画・制作
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シュガーK
- プロデューサー
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梛橋 雄一
- 後援
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坂戸市、坂戸市教育委員会
- 助成
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テレビ朝日福祉文化事業団