ごあいさつ
テレビ朝日福祉文化事業団は、1977年にテレビ朝日が母体となって設立した、民間放送局初の社会福祉法人です。社会の変化や時代の要請に柔軟に対応しながら、「児童福祉」「母子福祉」「障がい者福祉」「高齢者福祉」などの社会福祉事業に取り組んでいます。
2025年度は、国内外で経済・社会の多様な動きが進む中、人々が日常生活や交流を楽しむ機会が増え、社会の活力が一層高まり、地域や暮らしの中に明るい変化が感じられる年となりました。大阪・関西万博の成功は、人々が現地で体感するリアルイベントの価値を改めて強く印象付けました。
当事業団では、テレビ朝日が放送する「世界フィギュアスケート国別対抗戦」や「テレビ朝日館内見学ツアー」に児童福祉施設等で暮らす子どもたちをご招待しました。また、東京ディズニーシーで開催した医療的ケア児とそのご家族の交流会では、すぐそばでキャラクターと触れ合える日常では味わえない特別なひとときを提供しました。「シルバーディスコ®」では、200名を超える高齢者の皆さんが音楽に合わせて踊り、会場いっぱいに一体感が広がり、笑顔と元気があふれました。
リアルな体験を通じて、心を動かす感動や健全で活力に満ちた前向きな気持ち、そして、これからの未来を思い描くきっかけを届けることができた1年となりました。
一方で、暮らしを取り巻く環境は、国際情勢が不安定な中、物価の上昇や円安の影響でますます厳しくなっています。家計や地域経済にかかる負担が増し、生活の不安を抱える人々も少なくありません。こうした状況の中で、子どもや高齢者、障がいのある方など、すべての人が安心して暮らせる社会を実現するための取り組みが、これまで以上に強く求められています。
社会的養護下にある子どもたちや障がい者の自立支援、社会参画の推進など、誰もがどんな環境にあっても希望を失わず、夢を描き、自分らしい未来を切り拓いていけるように、2026年度も全力で取り組んでいきます。
テレビ朝日グループは、「サステナビリティ宣言」を通じて、「未来に向けた5つの重点テーマ」に取り組んでいます。テレビ朝日福祉文化事業団は、そのうちの一つ「人に優しく共に生きる」というテーマの一部を担い、誰もが安心して自分らしく生きることができる社会を目指します。
互いに尊重し、支え合い、平等にチャンスを持ち、共に成長できる社会、「共生~隔たりのない世界~」を願って、テレビ局の特性を活かしながら、さまざまな社会福祉事業を推進していきます。今後とも、皆さまのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
2026年4月1日
社会福祉法人 テレビ朝日福祉文化事業団
社会福祉法人 テレビ朝日福祉文化事業団は、1977年NETからテレビ朝日への社名変更を機に、より幅広い社会福祉活動を目指して設立されました。1951年制定の社会福祉事業法[2000年 社会福祉法に法名改正]に基づき、社会福祉の増進を図ることを目的として、第二種社会福祉事業を行う社会福祉法人として申請・認可されたものです。