■ 採点方法&競技説明
ショートプログラムとフリーの違いは?採点方法は?

【採点方法】
フィギュアスケートの採点を構成するスコアは、以下の2つ

・TES(トータルエレメンツスコア)
ジャンプ、ステップ、スピンなど、技術面を数値化した基準点からその出来栄えを評価する

・PCS(プログラムコンポーネンツスコア)
プログラム全体の演技を5つの観点(※)から評価する

TES+PCS−転倒などの減点=TSS(トータルセグマンスコア)が競技得点になります。

グランプリシリーズ男女シングルではSP(ショートプログラム)、FS(フリースケーティング)ごとにTSSを算出し、SP+FSの合計点で最終順位を決定します。

※5項目
 SS:スケーティング・スキル
 TR:トランジッション/つなぎのフットワークと動作
 PE:パフォーマンス・エグゼキューション/完遂度
 CH:コリオグラアフィー(振り付け)/構成
 IN:インタープリテーション/音楽の表現

【競技ルール】

◆ 男子ショート
演技時間は2分50秒以内。
ジャンプ、スピン、ステップからなる合計8要素でプログラムを構成する。
 【必須要素】
 1)アクセルジャンプ:2回転or3回転
 2)単独ジャンプ(ステップからのジャンプ):3回転or4回転
 3)ジャンプ・コンビネーション:4回転+2回転以上or3回転+2回転以上
 4)フライング・スピン:8回転以上
 5)スピン:キャメルorシットスピン、足換え1回のみ、各足6回転以上
 6)スピンコンビネーション:足換え1回のみ、姿勢変化2回以上、各足6回転以上
 7)8)ステップ:2種類のステップシークエンス

◆ 女子ショート
演技時間は2分50秒以内。
ジャンプ、スピン、ステップからなる合計8要素でプログラムを構成する。
 【必須要素】
 1)アクセルジャンプ:2回転
 2)単独ジャンプ(ステップからのジャンプ):3回転
 3)ジャンプ・コンビネーション:3回転+2回転以上の難度
 4)フライング・スピン:8回転以上
 5)スピン:レイバックorサイドウェイズ、8回転以上
 6)スピンコンビネーション:足換え1回、姿勢変化2回以上、各足6回転以上
 7)ステップ:ステップシークエンス1種類
 8)ステップ:スパイラルシークエンス


◆ 男子フリー
演技時間は4分30秒(+−10秒)。
プログラムに含むことのできる以下の要素から合計13要素を自由に構成して滑走
(昨シーズンの14要素からスピンがひとつ減り、13に)
 <ジャンプ>最大8回まで
 ・アクセルジャンプ1回以上
 ・コンビネーションジャンプを1〜3回
 ・3回転以上のジャンプは、2種類のみ繰り返し可能。
 ・最大3回のジャンプ・コンビネーション、ただし3連続は1回のみ
 <スピン>最大3回まで
 ・コンビネーションスピン1回。合計10回転以上
 ・フライングスピン1回、6回転以上
 ・単一姿勢でのスピン1回、6回転以上
 <ステップシークエンス>2種類まで

◆ 女子フリー
演技時間は4分(+−10秒)。
プログラムに含むことのできる以下の要素から合計12要素を自由に構成して滑走
(昨シーズンの13要素からスピンがひとつ減り、12に)
 <ジャンプ>最大7回まで
 ・アクセルジャンプ1回以上
 ・3回転以上のジャンプは、2種類のみ繰り返し可能。
 ・最大3回のジャンプ・コンビネーション、ただし3連続は1回のみ
 <スピン>最大3回まで
 ・スピン・コンビネーション1回。合計10回転以上
 ・フライングスピン1回、6回転以上
 ・単一姿勢でのスピン1回、6回転以上
 <ステップシークエンス>最大2種類まで
 ・1つはスパイラルステップシークエンスであること


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