国別対抗戦とは

オリンピック、世界選手権、グランプリファイナルを通じ、これまで100年以上にわたって「個人」の世界一を争ってきたフィギュアスケート。しかし2009年からは最も強い「国」を決める団体戦が始まった。それが「世界フィギュアスケート国別対抗戦」。この大会をきっかけに2014年ソチオリンピックでは「フィギュアスケート団体」が正式種目に採用。世界的にも大きな盛り上がりを見せた。そして来年2月には平昌オリンピックが開催される。その10カ月前に行われる「団体戦」が今回の国別対抗戦。オリンピックを見据えた真剣勝負が、今年も東京・代々木を舞台に繰り広げられる!

出場国は2016/2017シーズンのグランプリシリーズ・ファイナル、世界選手権などで得られるポイント上位6ヵ国のみ。まさに「世界トップ6」によるフィギュアスケート世界最強国を決める戦いといえる。

歴史的演技が披露されてきたシーズン最終戦

グランプリシリーズ・ファイナルから世界選手権を経て行われる国別対抗戦。シーズンを締めくくる最終戦のため、これまで各選手の“完成形”とも言える演技が大会の歴史に刻まれてきた。

果たして今大会はどんな伝説の演技が披露されるのか注目が集まる!

国の“総合力”が問われる団体戦

各国男子シングル2名、女子シングル2名、ペア1組、アイスダンス1組の4種目、8名が出場。日本が伝統的に強さを見せるシングルだけではなく、ペア・アイスダンスも含めた国の「総合力」が問われる大会になる。

勝敗は、各種目のショート、フリーそれぞれの順位に応じて与えられるポイントの合計で決まる。男子シングル、女子シングルは1位が12ポイント、以下順位が下がるごとに1ポイントずつ減っていき、最下位が1ポイント。ペア、アイスダンスは1位が12ポイント、最下位が7ポイントとなる。

※ショート、フリー共に同様にポイントを算出し、合算して総合順位を決める
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