要チェック!今シーズンのルール改正まとめ!
今シーズンからフィギュアスケートのルールが一部改正されます!
フィギュアスケートの新シーズン、そしてグランプリシリーズをより一層楽しむために、新ルールの主だったポイントをチェックしておきましょう!
(項目をクリックして頂くと詳しい説明に飛ぶことができます。)
★1 演技時間の変更!
男子フリーの演技時間
旧)4分30秒
新)4分
★2 ジャンプの本数!
男子フリーのジャンプ
旧)8本
新)7本
★3 GOE(出来栄え点)の変更!
GOE(出来栄え点)の幅
旧)7段階(-3 〜 +3)
新)11段階(-5 〜 +5)
★4 ジャンプボーナスの変更!
演技後半に跳ぶジャンプのボーナス
旧)全て基礎点1.1倍
新)最後に跳んだ1本のみ基礎点1.1倍(ショート)
新)最後に跳んだ3本のみ基礎点1.1倍(フリー)
★5 4回転ジャンプの繰り返しについて!
演技中に繰り返し跳ぶことができる4回転ジャンプ
旧)2種類の4回転
新)1種類の4回転
★1&★2【ポイント!】演技時間とジャンプの本数の変更
今シーズンからのルールは、特に男子に関して大きな変更が!
フリーでは演技時間が30秒短くなり、その分ジャンプの本数も1本減ります!
…しかし!!
ジャンプを1本跳ぶのには大体10秒程度しかかからない一方で、
演技時間は30秒も短くなっている…
つまり、
多くの要素をこれまで以上に間を詰めて実施しなければいけなくなりそうです!
より“濃厚”な演技を楽しめることになるかも知れませんね!
★3【ポイント!】GOE(出来栄え点)の変更
ジャンプやスピンなどの出来栄えに応じて付与されるGOE、いわゆる出来栄え点。
これまでは、“最高の出来!”というものには+3が与えられてきました!
それが今シーズンからは“最高の出来!”を見せれば+5がもらえることになります!
ただ、逆に言えば大きな失敗をしてしまうと、最悪の場合一気に-5ということも…
今まで以上に、質の高い・完成度の高い演技が評価される、という流れになりそうです!
★4【ポイント!】ジャンプボーナスの変更
こちらも大きな変更点です!
昨シーズンは、五輪で金メダルを獲得したザギトワ選手が、
ショート、フリーで全てのジャンプを後半に組み込むという、
驚異のプログラムで大きな注目を浴びました!
ルールが変更された今シーズンからは、
ショートでは1本、フリーでは最大3本までしか
基礎点1.1倍のボーナスを得られないことになります!
ザギトワ選手をはじめ、各選手がどんな演技構成で新シーズンに挑むのか、注目です!
★5【ポイント!】4回転ジャンプの繰り返しについて
昨シーズンまでは2種類の4回転ジャンプを繰り返し跳ぶことができましたが、
今シーズンからは繰り返し跳べる4回転ジャンプは1種類のみになりました!
例として…
昨シーズンの羽生選手のフリーの演技を見てみましょう!
4Sと4Tの2種類の4回転ジャンプを2回繰り返していました。
ということは、今季のルールではこの演技構成は行えないということになります。
羽生選手が昨季と同じように4本の4回転を跳ぼうと思うと、
4Lo(4回転ループ)や4Lz(4回転ルッツ)を跳ぶ必要があります。
新ルールのもとでは、4回転ジャンプを多く跳ぼうと思ったら、
4回転ジャンプの種類を増やさなくてはいけないということになります!
その他にもルールの変更点はありますが、
ひとまず上記の大きな変更だけでも覚えて頂けると、
今シーズンのフィギュアスケートをより一層楽しめると思います!
ルール改正によって、選手たちにどんな影響が出てくるでしょうか?
そして、どんなスコアが飛び出してくるのか!?
ちなみに、男子シングルでは羽生結弦選手のスコアが、
そして女子シングルではザギトワ選手とメドベージェワ選手のスコアが、
今回のルール改正に伴い、
“Historic Records”=“歴史的記録”として残ることになります!
今シーズン、新ルールのもとで世界最高得点を叩き出すのは誰になるのか!?
大注目のシーズンがいよいよ幕を開けます!