◆TVerってなに?
TVerとは、民放公式のテレビコンテンツを配信するサービス。2015年よりサービスが開始されました。
民放テレビ局が提供するドラマやバラエティなどの見逃し配信はもちろん、リアルタイム配信など、さまざまなコンテンツを無料で視聴できるTVer。いつでも、どこでも好きな番組を楽しめるTVerは、多くのユーザーに愛用されています。
サービス開始から約8年、コンテンツの拡充に伴い、ますます伸長しています。
TVerのMUB(月間ユニークブラウザ)は3,000万越え!(2023年8月時点)
2022年8月から150.1%と大きく伸び、2023年に入り大幅な成長を続けています。
さらに、コネクテッドTV(CTV)の再生数は1億回を超え。前年同月と比べて約2倍と大きく伸びています。
ユーザーの特徴を見ると、モバイルアプリでの利用が約6割ともっとも多い一方、テレビアプリでの利用も約3割と増加中。また、ドラマはF1・F2層の女性、バラエティは男性の視聴が多くなっています。
◆TVer広告と地上波CMの違いって?
そんなTVerで番組を視聴すると、スキップができないCMが流れます。
そうなると、TVerと地上波CMではそこまで大差がないのでは…と感じてしまいますが、それぞれどういった違いがあるのか見ていきましょう。
まず、地上波CMを流す順番は各テレビ局が設定しているため、すべての視聴者に同じ順番・内容で放送されます。
一方、TVer広告はADサーバーを通じて端末ごとに違うCMが流れるのが特徴です。
インターネット上で配信するTVer広告と、マスメディアを介してより多くの人に訴求できる地上波CM。双方の特徴をしっかり理解し、同時に運用することでより効果を高めることができます。
◆TVer広告の特徴は?
TVer広告は地上波放送と同様、番組にあわせて構成された広告枠で配信されます。
不自然なタイミングでCMが流れることがないため、ユーザーが違和感なく受け入れられるのが特徴です。
また、TVer広告は途中でスキップすることはできません。このようにスキップボタンがついていない広告のことを「ノンスキッパブル広告」と呼びます。そのため、TVerのCM視聴完了率は95.2%(23年9月24日週/自社調べ)と高く、ユーザーに広告メッセージが届きやすいというのが最大のメリットです。
さらに、TVerの有音再生率(音を出して再生している人の割合)は98.8%(UltraImpression調べ)となっていて、ユーザーが集中した状態で有音再生をする視聴環境が整っているといえます。
そして、TVerではユーザーへのアンケート(回答率は98~99%にのぼる)で、住んでいる地域や年齢、興味関心などのデータを取得。このデータを活用し、ターゲティング配信が可能となっています。
◆テレビ朝日TVerコンテンツの特徴
最後に、テレビ朝日のTVerコンテンツについてご紹介します。
バラエティ番組平均再生数ランキングTOP10のうち、テレビ朝日から4番組がランクイン! とくに、2023年1月から人気番組『アメトーーク!』の配信が始まったこともあり、バラエティに強いのがテレビ朝日の特徴です。
※2023年7~9月クール自社調べ
人気ドラマの配信も好調。2023年1月クールの火曜ドラマ「星降る夜に」は、初週300万回再生超えを記録しました。
TVer広告に関しては、テレビ朝日が立ち上げた株式会社UltraImpressionの独自データを利用し、配信することができます。
◆まとめ
今回は、TVer、そしてTVer広告についてご説明しました。最後に、重要なポイントをおさらいしましょう!
- TVerは、民放テレビ局が提供するドラマやバラエティなどの見逃し配信など、さまざまなコンテンツを無料で視聴できる動画サービス。
- TVer広告はADサーバーを通じて端末ごとに違うCMが流れるのが特徴。
- TVer広告は途中でスキップすることが不可。また、CM視聴完了率は95.2%(23年9月24日週/自社調べ)を誇り、“ユーザーに広告メッセージが届きやすい”というメリットがある。
- テレビ朝日のTVerコンテンツはバラエティがとくに人気。また、UltraImpressionの独自データを活用した配信も可能となっている。
※2023年12月末時点の情報となります。