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コラム

リットーミュージック様 出稿事例

敷居が高いイメージを抱いていたテレビ業界。実際に相談したら「安心してお任せできた」

株式会社リットーミュージック
執行役員 デジマート事業部 事業部長
篠崎賢太郎さま

Q:まずは、御社の事業内容について教えてください。

当社は1978年に創業し、「音楽や楽器のよさを多くの人に伝える」というミッションのもと、主に音楽関連の雑誌や楽器演奏の教本などの出版をしている会社です。そのほか、イベント業務やTシャツ販売サイトの運営なども行っています。

当社の柱である出版業務の派生として作ったのが、国内最大級の楽器専門販売サイト「デジマート」です。全国の有名楽器店に出店していただき、その販売プラットフォームを提供するという、いわゆるECモールです。

「デジマート」は、20代~50代の“楽器好き”が主な利用者層で、現役でバンドをやられているプロのアーティストの方も利用されています。新品や中古品だけでなく、ビンテージの掘り出し物なども取り扱っており、とくにギター好きの利用者が多いです。
サンプルイメージ

Q:今回、『関ジャム』の枠でCM放映を行いましたが、出稿前はどんな課題を抱えていましたか?

非常にありがたいことに、現状、「デジマート」は多くのコアな楽器好きに利用していただいています。

一方で、「楽器に興味があるけど、どこに買いに行ったらいいかわからない」「楽器屋さんで試奏するのが恥ずかしい」「昔やっていたギターをもう一度始めたい」という方も一定数いらっしゃいます。そうした幅広い層に、楽器を気軽に購入できる「デジマート」があることをお伝えしたいと考えました。

今までSNSなどのデジタル広告は実施しており、それなりに効果があったのですが、より多くの人に「デジマート」の存在を知ってもらいたいというところでテレビCMという案が浮かびました。その中で思いついたのが、音楽バラエティ番組『関ジャム 完全燃SHOW』でテレビCMを放映することです。

『関ジャム』は個人的に好きというのもあるのですが、音楽を直線的に楽しむというより、幅広い視野から音楽を分析していく番組だと思っています。今回は「音楽・楽器を一歩引いて楽しんでいる人」≒オトナな音楽好きを狙いたかったので、『関ジャム』の視聴者層とマッチするのではないかと考えました。

Q:そんな中、「テレビ朝日Ads」を利用するに至った経緯を教えてください。

「『関ジャム』の中でテレビCMを打てたらいいな」という漠然とした思いでテレビCMについて調べたところ、「テレビ朝日Ads」に辿り着きました。

もともとテレビCM枠を購入する場合は、まず大手広告代理店を通さないといけないという認識があり、どんどん規模が大きくなってしまうイメージがあったんです。しかし、予算が限られていたため、できるだけコストを節約して実現できないか…。

「テレビ朝日Ads」には直接テレビ局に問い合わせができるフォームがあったので、まずは相談をしてみて、たとえ「その予算では無理です」となった場合でも諦めがつくかなと思いました。

はじめは「テレビ業界は敷居が高そう…」と勝手なイメージを抱いていたのですが、いざ担当の方と話してみると親近感が持て、こちらのニーズに対していろいろと考えてくださいました。第一印象から「安心してお任せできそう」と感じました。

とくにほかの選択肢も浮かばないくらい、即決でした。その後は、予算内で実際にどういうことができるかを詰めていくということを、集中してやっていきました。

Q:テレビCMの制作にあたり、意識した点を教えてください。

今回のCM動画は、30~50代のオトナのユーザーをターゲットにして、「自分の時間を楽しむために楽器を弾く」というイメージで作成しています。

そこに行きつくまではすごくコミカルなものやおもしろい芝居仕立てのものなどいろいろな案を出していただいて、どれもいいなと思ったのですが、最終的に「ゆったりした時間を楽しむ」というコンセプトに着地しました。

その理由の一つとして、予算が限られていたので有名なタレントをフィーチャーするのが難しいという点がありました。

さらに、他社のテレビCMを見ていると賑わいのあるものがたくさんありますが、その正攻法では予算を考えると絶対適わないなと。逆にいきなり静かな、ゆったりした雰囲気のCMが流れると少しは視聴者の気をひけるのではと考えました。

一方で、画質などのクオリティは、プロ仕様のものになるようお願いをしました。今回、紹介していただいた制作会社「Abema Production」さんは最初のミーティングからすべてお任せできると感じ、映像も納得いくものが出来上がりました。

当社でも動画コンテンツを作ることは多いですが、同じ目線から見てもテレビのクオリティや、テレビマナーに則ったものになっていると感じました。とりわけカメラワークはやっぱり職人技だと。イメージしていた以上のものが出来上がったので、非常に満足しています。

Q:テレビCM放映後、どのような成果や反応がありましたか?

非常にありがたいことに、放映後の昨年12月から「デジマート」の売り上げは好調に推移しています。そういう意味では、一定の効果に結び付いていると感じました。

また、「デジマート」に出品してくださっている各楽器店さんに対してもアピールができました。関係者の方から「とうとうテレビCMを打ったんですね。がんばっていますね」などのお言葉もいただけて、テレビの影響力をあらためて感じました。

当社では10数年ぶりのテレビCMだったので、社員のモチベーションも上がりました。「こんなに大きいことができる会社にいるんだ」という社内の盛り上がりを感じることができたので、社内外の反応を見ても、テレビCMを実施して非常によかったと思います。
今回のCM出稿に関わった篠崎様・角様・余川様

Q:テレビCMバイイングに対しての印象は変わりましたか?

「テレビCMって相談すればできるんだ」と思いました。そこまで構えることもなく、SNS施策や雑誌出稿と同じような感覚でテレビCMも選択肢に加えられるというのが、率直に感じたところです。

「テレビは別格」「それなりに費用がかかる」というイメージがあると思いますが、予算や内容に応じて担当者の方々にプランニングしていただき、安心してお任せすることができました。

また、今回はTVerへの出稿も実施しました。それまで、TVerとテレビ局のつながりも全然わからなくて…。テレビ朝日を通してTVerに出稿できるというのを知らなかったので、提案していただいてよかったです。

テレビCMだけだと広告効果が計測しにくいという面もあるので、TVerにも出稿することでインプレッションを把握できるのは今の時代に合っていると思いました。さらに、予算内でTVerの出稿料も提案していただいたので、そこもすべてお任せしてよかったです。制作費も限られている中で、制作から施策まですべて組んでいただけて、はじめてでも安心して取り組めました。

Q:今後、広げていきたいリーチ層があれば教えてください。

今回は30~50代の大人向けだったので、今後は10~20代の若い層にリーチしたいです。

10~20代は音楽に多感で、「バンドをはじめたい」「楽器をはじめたい」という方も多いので、その層にリーチできるような施策を考えていきたいと思っています。
実際に放映されたTVCM