2021年7月8日放送

赤羽岩淵駅 (東京都)

ボート競技が見える駅前

埼玉高速鉄道など/赤羽岩淵駅

東京都北区、埼玉高速鉄道の赤羽岩淵駅。2001年3月に開業、同時に営団南北線から東急目黒線に乗り入れました。

今週の一句

漕艇の水脈まつすぐに夏に入る

江戸から続く交通の要所

駅前は、交通量の多い交差点。岩淵町は羽田空港周辺と結ぶ環状8号線の起点で、倉庫も多く、トラックの姿が目立ちます。江戸時代は、徳川将軍が家康を祀った日光の東照宮へ参拝する際、駕籠で通った街道の宿場町で、賑わいがあった地。今も昔も交通の要所、と言えます。

町を苦しめた荒川

駅前から北へ歩くと、広い河川敷に出ました。荒川です。荒川はその名の通り「荒ぶる川」で、大雨でたびたび氾濫しました。でも、1930年に増水した分は東京湾へ流す放水路ができ、近代的な水門を備えて水害は減りました。

ボート競技の聖地

このあたりの流域は漕艇、つまりボート競技の聖地ともされ、1964年のオリンピック会場にも選ばれた「戸田漕艇場」があります。大学対抗戦などに備える学生たちが練習に励む姿を見ることができます。