2020年9月10日放送

宮脇駅 (茨城県)

筑波山を登る駅前

筑波観光鉄道/宮脇駅前

茨城県つくば市、筑波観光鉄道の宮脇駅。関東で箱根についで2番目の歴史があるケーブルカーの発着駅で、筑波山の西の頂(いただき)、男体山へ進んでいきます。

今週の一句

歌垣の山を囲みて稲熟るる
まどか

江戸をまもる御神体

筑波山は、江戸の町を護(まも)る御神体として信仰を集め、3代将軍・徳川家光が社殿も建造しました。土産物屋(みやげものや)に並ぶのは傷薬の「ガマの油」。筑波山名物として江戸などで売られ、ガマガエルが、たらりたらりと脂汗を流す姿を伝える売り口上は、伝統芸能になっています。

ガマの油の登山道

筑波山頂駅からのハイキングコースに、ガマの油ゆかりの場所があります。カエルの姿にみえる大きな岩です。口上は、ここで考えられた、と言われます。岩の間に小石をうまく投げ入れると、ご利益があるとされ、石投げに挑む姿がみられます。

筑波山の名物うどん

筑波山頂駅の展望台や、ハイキングコースにある峠の茶屋の人気メニューが、つくばうどんです。頭文字をとって筑波茜鶏の「つ」くね、地元産のしいたけやゴボウなどの 「く」ろ野菜、ローズポークの「ば」ら肉の具に地産小麦とレンコンパウダーを使用した麺のご当地うどんが、登山客の腹ごなしです。