2018年12月20日放送

十三駅 (大阪府)

夜の喧噪の駅前

阪急電鉄神戸線など 十三駅

大阪市淀川区、阪急電鉄神戸線などの十三駅。大阪の交通の起点である梅田から北へ2駅、神戸、宝塚、京都へと向かう阪急の電車が分かれる要になっています。

今週の一句

冬萌の渡し場ありし堤より
まどか

帰宅前にちょっと一杯

夕暮れ時、帰宅前の人々がちょっと寄っていく居酒屋が駅前に連なります。その飲んべいたちの人気メニューが、ネギ焼。たこ焼きやお好み焼きと並び、関西の人々に親しまれている「粉もん」の一つは、十三の駅前から生まれたそうです。

都会の中の自然

夜は喧騒の街・十三も、朝には静けさを取り戻し、近くに意外な風景が広がります。京都から流れてくる淀川の河川敷の、野鳥の楽園です。群生するヨシのなかに様々な鳥が潜み、愛鳥家たちを集めています。

十三渡し跡

十三駅の南東を流れる淀川の土手には十三渡し跡の碑が建てられています。淀川に橋が架かるまでは街道をつなぐ渡し場があり、船を待つ人のための茶屋が繁盛していたそうです。