2018年10月25日放送

西立川駅 (東京都)

四季を感じる公園の駅前

JR青梅線 西立川駅

東京都立川市、JR青梅線などの西立川駅。新宿から中央線の快速で青梅行きに乗れば、45分です。

今週の一句

花野行く産衣のやうな風を着て
まどか

東京で一番大きな公園

駅の北側の連絡橋を渡ると、国営昭和記念公園の西立川口。公園には七つの入口がありますが、駅から一番近いのが、この西立川口です。米軍の立川基地が国に返還された跡地に、昭和天皇在位50年の記念事業としてつくられ、1983年10月に開園しました。

四季折々の花の香り

園内は、四季折々の花が途切れることはありません。いまは「レモンブライト」と呼ぶコスモスが、70万本も咲いています。休日は家族連れや写真愛好家が、集まってきます。北へ向かうと、武蔵野の農村を再現した「こもれびの里」へ出ました。多摩ニュータウンをつくった際に出た土などで丘もつくりました。園内にはいくつもの体験施設があり、野鳥の観察やバーベキューも楽しめます。

公園の海と山へ

西立川口を入ると、海に見立てた水のエリアに池があります。公園は海から北の山へ向かうようにつくられています。米軍立川基地の瓦礫や多摩ニュータウンをつくった際に出た土で小高い山をつくり、約4300人のボランティアが苗木を植えました。こもれびの里や丘は「カムバック武蔵野」をキャッチフレーズに農村の風景を園内に再現してあります。