2017年7月27日放送

釧路駅 (北海道)

駅前の人情市場

JR北海道 根室本線など 釧路駅

釧路駅は明治34年に開業したJR北海道の駅で、根室本線と釧網本線が乗り入れる東北海道の鉄道基点。現在の駅ビルは1961年(昭和36年)に建てられた民衆駅。民衆駅とは駅舎の建設を国鉄と地元が共同で行い、その代わり商業施設を設けた駅で、釧路駅は現存する最後の民衆駅である。

今週の一句

相席の子等も旅人かき氷
まどか

釧路市と鉄道の歴史

釧路川の河口に位置し、水産品や穀物、木材などを積み出す大きな港を持つ北海道の釧路市は、昔から物流の拠点だった。そのため道東の鉄道も、明治34年開業の釧路駅を起点にして、内陸へ伸びていった。

和商市場の勝手丼

駅から歩いて2、3分の至近距離に釧路最大の鮮魚市場、和商市場がある。どんぶりご飯にお客が好みの刺身や魚卵を盛り付けられる「勝手丼」が観光客の人気を呼んでいる。およそ20年前、近くの公園で野宿していた貧乏旅行中の学生が、飯ごうで炊いたご飯を市場に持ち込みイクラを載せたのが始まりだという。

釧路駅前を詠った石川啄木

釧路市内を流れる釧路川の河畔に歌人・石川啄木の像と歌碑がある。明治41年(1908年)1月21日の夜、啄木は釧路新聞に勤務するため駅に降り立った。その時の印象を歌に詠んでいる。「さいはての駅に下り立ち雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき」。

幸町公園

釧路駅から徒歩3分、和商市場にもほど近い場所にある幸町公園は、明治期に造られた最初の駅があった場所。C58型の蒸気機関車や大正5年(1916年)に北海道内の鉄道線路の延長が千マイルに達したことを記念する北海道鉄道記念塔を見ることができる。