2019年10月17日放送

武蔵小杉駅 (神奈川県)

高層マンションが建ち並ぶ駅前

2019年10月10日放送

長府駅 (山口県)

旧城下町と高杉晋作の駅前

JR山陽本線 長府駅

山口県下関市、JR山陽本線の長府駅。山陽新幹線も停まる新下関駅から東へ一つ隣の駅です。

今週の一句

草の香に敵味方なく眠りをり
まどか

長門の国の中心

駅前を通る国道2号線の南側は、瀬戸内海に面した工業地帯。ところが、車で南西へ5分ほど行くと風景が一変します。静かな旧城下町が現れ、一角に長府毛利邸がありました。長府藩は、毛利輝元が養子にした秀元を藩祖とし、長門の国の中心として「長門府中藩」とも呼ばれます。

時代の舞台が大きく回転した地

毛利秀元の菩提寺として残るのが、金山功山寺です。鎌倉時代に創建された曹洞宗の禅寺で、明治維新のゆかりの地として多くのファンが訪れます。境内に馬に乗った長州藩士・高杉晋作の像があります。高杉は長州藩の多くが江戸幕府との戦いに消極的なことに反発、功山寺を訪れて決起を宣言し、わずか80人余りで挙兵しました。時代の舞台が、大きく回転した瞬間とされます。

万骨塔

番組の最後に紹介した万骨塔は、長府藩士・桂弥一が建てた供養塔です。桂は幕末の報国隊に所属し、小倉口の戦いでは小隊長を務めました。晩年、高杉晋作を高杉先生と慕っていたそうです。積み上げられた石のなかで、印象的なのは幕府側の会津藩士でした。東京帝国大学総長になった白虎隊士・山川健次郎です。刻まれた地名や名前を見ながら歴史に思いをはせることができました。