2020年8月13日放送

行田市駅 (埼玉県)

足袋蔵の残る駅前

2020年8月6日放送

荒砥駅 (山形県)

紅をつくる駅前

山形鉄道フラワー長井線 荒砥駅

山形県白鷹町、山形鉄道フラワー長井線の荒砥駅。新幹線も停まる赤湯駅から、北へ30キロほどです。街を最上川が流れ、花の絵をまとった列車が走ります。花は特産の紅花。駅舎やホームでも、絵を目にします。

今週の一句

くれなゐを深きに秘めて紅の花
まどか

白鷹町の紅花畑

7月、早朝の街を走ると、畑で紅花を摘んでいました。花には、棘があります。朝早く摘むのは、露で棘が柔らかくなって、手が傷つかないからです。原産地はエチオピアで、シルクロードを通ってやってきました。最上川流域では、江戸時代に栽培が広がりました。花から、染料が採れます。でも、ほとんどが黄色。少ししかとれない紅色の染料は、とても高い価格で取引されました。

白鷹紬の工房

駅から遠くないところに、織物の工房があります。紅花などで染めた絹の糸で、紬を織っています。毎年夏にある「紅花まつり」で、ハンカチを染める教室も開いています。

小松織物工房

小松織物工房は明治13年に創業。白鷹町は絹の産地でもありました。原料となる良質な繭は出荷し、屑繭という出荷できなかった繭で白鷹紬を織りはじめたそうです。現在は白鷹紬の技法を守りながら「白鷹御召」という織物を主としてつくっている工房です。紅花からとれる紅色の染料は発色が柔らかく、重ねて染めると深みと魅力を増していくそうです。紅花染めの織物は「日本の紅をつくる町推進拠点施設”山峡紅の里”」で展示されています。工房では電話予約すれば紅花染めハンカチやスカーフを体験できます。