出演者

和田正人さんが「応援ナビゲーター」に就任!

――ご自身の『全日本大学駅伝』の思い出を教えてください
正直、僕にとっては不甲斐ない結果しか残せなかった、という思いが強い大会です。
特に、初めてチャレンジした大学2年の全日本大学駅伝では2区を任されて区間17位。まったく思いどおりに走れなかったんですよね…。
そのときの悔しさが自分を磨くきっかけにはなったのですが、再び挑戦した大学3年のときも6区を走って区間4位。順位的には悪くなかったものの、実はうまくコンディションのピークを合わせることができず、到底納得いく結果ではなかったので、ものすごく悔しくて…。その思いをずっと持ち続けていました。
今回、応援ナビゲーターを引き受けさせていただいたのは、“大事な忘れ物を取りに戻って来た”といいますか、23年の時を経て過去の悔しさを払拭し、“今年こそ全日本大学駅伝を快走するんだ!”という思いからです。
今年は55回という記念大会でもありますし、この役割をお任せいただいたことはとても光栄!
全力で応援して、みなさんに全日本大学駅伝の面白さ、楽しさ、魅力を一生懸命伝えていきたいと思っています。

――応援ナビゲーター就任について、陸上界のみなさんからはどのような反応が寄せられましたか?
先日、青山学院大学の原晋監督にお伝えしたら、「えっ! 当日、和田くんがスタジオにいるの?」と驚いていらっしゃいました(笑)。
これまでラジオ解説やインタビュー、取材などで駅伝や陸上に関わらせていただいてきましたが、生中継のスタジオによんでいただけるなんて、僕自身もめちゃくちゃ驚いています。

――和田さんが思う、今大会の注目ポイントを教えてください
前評判では、昨年度3冠(出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝)を達成し、大会3連覇中の駒澤大学が飛び抜けているといわれていますが、3冠を達成したあとだからこその難しさもあるはずで、やはり4連覇は簡単なものではないと思います。
“打倒駒澤”を狙うチームがいかに出てくるか…。
どの大学にも、必ずチャンスはある!今年の全日本大学駅伝はまた面白い時代の幕開けになるんじゃないかな。みんなが最後までハラハラするような展開になるといいなと、駅伝ファンのひとりとして楽しみにしています。

――“応援ナビゲーター”として視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
学生スポーツ、特に駅伝には今、この瞬間にしか流せない汗や涙などいろいろなリアルが詰まっていて、みなさんが心の底から見たいと思うドラマが必ずあります。
そういう意味でも、この全日本大学駅伝は世の中にさまざまあるコンテンツのトップレベルだと思います。
心から感動したい、熱くなりたい、盛り上がりたい…そういった興奮を手にしたければ、ぜひ見ていただきたいですね!

駒澤OB・田澤廉さんがゲスト出演!

――今回ゲストとして『全日本大学駅伝』に参加する心境を教えてください
今年大学を卒業したばかりで、知っている選手も多く、一緒に練習してきた後輩もいるので、 そういった選手のレースを見るのは楽しみで、期待しています。
陸上はやるのはつらいけど見るのは楽しいです。

――田澤さんの『全日本大学駅伝』の思い出を教えてください
まずは4年連続区間賞を獲ったことです。
なかでも最後の年に走った去年の大会は7区を走りましたが、状態が良くてチームのみんなにも「49分台で帰ってくる」と話していたら、本当に49分台で走れました(実際のタイムは49分38秒の区間新記録)。単独での走りでしたし、大学で走ったレースの中でも上位に入る走りでした。

―今年その記録に挑戦する選手も出てくると思いますが
日本人選手であの記録を抜いたら「素晴らしい」と認めます!
それほど自分の中でも良い走りができたレースでした。

――田澤さんは全日本大学駅伝で3連覇もしています
去年は絶対優勝できると確信していました。ただ2年前と3年前は「優勝するぞ」と意気込んではいましたが、内心「できるのかなぁ」と半信半疑でした。
特に2年前の大会はチームに故障者も多く正直シード圏争いも覚悟していました。
その年、前半区間は苦戦し徐々に順位を上げて自分が走る7区で襷をもらった時はトップと1分36秒差の4位。ただ走る前に大八木監督から「田澤次第で変わる」と言われて、「自分がやらなきゃ」と思ったら全員抜いてました。
今となってはなぜ優勝できたのか分からないです。

――今年母校の駒澤は4連覇がかかっています
自分の体験談からも、全日本大学駅伝のポイントは7区8区だと思います。長い区間に“どれだけ引き離すか、それとも詰めるのか”がカギとなり、それまで悪くてもある程度まとめられていたら優勝はどこの大学にもチャンスがあると思います。
もちろん母校の駒澤大学は4連覇がかかっているので、チャレンジしてもらいたいです。

出演者

瀬古 利彦
センター解説 瀬古 利彦 (DeNAアスレティックス
エリートアドバイザー)
渡辺 康幸
1号車解説 渡辺 康幸 (住友電工陸上競技部監督)
増田 明美
監督バスリポート 増田 明美 (スポーツジャーナリスト)
和田 正人
応援ナビゲーター 和田 正人 (’99’00 全日本大学駅伝出場)
田澤 廉
ゲスト 田澤 廉 (’23 世界選手権代表/駒澤大学OB)

実況アナウンサー

名古屋放送センター 大西 洋平(テレビ朝日)
1号車 吉野 真治(テレビ朝日)
2号車 堂野 浩久(メ~テレ)
3号車 山崎 弘喜(テレビ朝日)
4号車 草薙 和輝(テレビ朝日)
第1中継点・第4中継点・
第7中継点
三上 大樹(テレビ朝日)
第2中継点・第5中継点 柳下 圭佑(テレビ朝日)
第3中継点・第6中継点 島貫 凌(メ~テレ)
ゴール伊勢神宮 竹田 基起(メ~テレ)
直前情報・インタビュー 鈴木 新彩(テレビ朝日)
尾形 杏奈(メ~テレ)